いのちに値段をつけますか?
四殺
結婚生活も中盤に入っている夫婦の不和に関する問題が増えてきています。
問題の内容は単一でなく当然複合的な事象の積み重ね、絡み合ったものです。
3年目・7年目・9年目… 「3」の倍数に近い年数付近でのできごとが多いのは偶然の符牒でしょうか。
これは人生の何かしらの節目、転換期に近い年数であることも確かです。
年数を重ねるにつれ夫婦二人だけの問題にとどまらず、加えて子育てをしている家庭なら、子どもの発達上の変換期にも相当します。
崔子玉(中国の後漢時代の人)の残した言葉に、
一つ、人は欲を持つことで自分を殺し、
一つ、財産を残すことで子孫を殺し、
一つ、政治を間違うと民を殺し、
一つ、学問教育を間違うと天下を殺す、というのがあります。
「欲」「財産」「政治」「学問教育」それぞれの本来の意味を想い考えるときがたまにあってもいいのではないでしょうか。