子どもが社会へ発達していく道筋
「家の風景」
家の風景をどの程度把握しているでしょうか。
外観はこころに収まるものでしょうか。日常自分がよくいる部屋はどこになるでしょうか。
そこは他の家族もよくつかうところでしょうか。
それとも独りでいる空間をよく使うのでしょうか。それらの空間は居心地のいいように配置され、適度に片付いているのでしょうか。
心が痛んでくると、内面ばかりに気を取られ、原因となっていることばかりに気を取られ、自分がいつも身を置く空間等(=自分の基地)には気を配る余裕などなくなってしまうのは仕方のないことかもしれません。
外観、空間の使い方、配置、片付き具合、居心地具合、こころへの収まり具合等で、その人のこころのあり方が、現状が、見えてくることが多いものです。
そこから対処のヒントも見えてくることもあります。
当事者が余裕がなければ、家族がサポートして居心地のいい基地作りが健康へ向かう第一歩になることも多いものです。
但し、居心地がいいのは便利がいいのとは違います。
そもそも日常あたりまえの家の風景をじっくり味わってみることはありますか。