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コラム
家族
2014年9月5日
「家族」
以前の「家」には生老病死が家の中で行われていました。
子どもが生まれるのも家のなかであったし、死ぬのも家の中、病気になって寝込むのも家の中が主でした。
四苦八苦という中の生きる、老いる、病む、死ぬそのものが家庭のなかで共有されてきました。
しかし今ではそれらが家の外に追いやられていると感じないでしょうか。
働くということと住むということが離れ、子どもの躾・教育は学校などに任され、老いてくると老人施設が待っている。
多くの人は病院で死を迎える傾向が強くなり、出産もほとんどが病院です。
科学の進歩で安全面・衛生面・専門面・合理面等々の良い面はあります。
今の時代抜きにしては考えられないことでもあります。
その一方で、人間にとって大事なことが日常生活・空間から離れたところで行われていることが多くなっていっているように思います。
「家」に残っているのは大部分が消費では… かつて家庭とはつらいことを共有する場として成り立っていました。
しかし今は家族が一緒になって引き受けるものがなくなってきつつある、ということはないでしょうか。
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