素敵なお雛様2013 ③ 『まぶたに焼き付く三段飾りです。 ≪清水久遊 白無垢≫』
福順号のこだわりセットをご紹介♪
今回はしなやかな作りが特徴的な「ひいな」さんこと清水久遊さんの作品です。
赤い衣装のお姫様、緑の衣装のお殿様自体はそれほど珍しくないのですが、
こちらの作品は、着物の「半衿」、「裳袴」「衿」「五つ衣」の全てを一色に統一しております。
半衿・・・はんえり・一番下に来ている襦袢の衿の部分
裳袴・・・もばかま・背後の一番上の生地
五つ衣・・・いつつぎぬ・五枚重ねたうちぎのことで、一般的には袖から出ている彩のある衣装の事
お顔は久遊さんがこだわり、頭師さんに依頼した「ひいなオリジナル」のお顔です。
一般的に瞳は石膏の裏から「ガラス目」を入れるのですが、こちらはなんと筆で瞳を入れております。
インパクトのあるお顔に、インパクトのある衣装、着せ付けもひいなさんのしなやかで美しい着せ付け、芸術品とも受け取れるほどのお雛さまです。
通常の造花タイプの桜と橘ではなく、こちらは会津塗りに桜橘の柄が施されています。色、艶の表情がとても良く、見事に主役のお人形達を引き立ててくれています。
ホームページにて多数画像をご用意いたしております。
しなやかさ特徴的なのひいなさんの作品はシンプルにセッティングがすることが多いのですが、今回はボリューム感をつけ重厚なセッティングとなっております。
この重厚な装具に囲まれても、負けない無垢のお雛様。素敵なセットとなっております。
その他のこだわりポイント
★桐箱・・・ここ数年紙箱が一般的になっていますが、当店では清水久遊さんのお人形はすべて、工房に用意して頂いた桐箱仕様となっております。
★屏風・・・鳥の子紙、金箔、不織布、などを用い、不規則なラインを施した屏風となっております。金屏風でありながら、モダンなデザインとなっています。
★燭台・・・「しょくだい」と読み、別名「油灯」ゆとうとも言います。一般的には「灯りを点けましょ雪洞に」なのですが、こちらは便利な電池式で電池もちもよいLEDの燭台です。デザインも通常の燭台とは違い紐を省略しアレンジされています。しかも木製でできており質感も良い品となっております。
★花・・・通常の造花タイプの桜と橘ではなく、こちらは会津塗りに桜橘の柄が施されています。色、艶の表情がとても良く、見事に主役のお人形達を引き立ててくれています。
★貝桶・・・こちらは金色の塗装ではなく、木製でできた貝桶に金箔が貼られた品となっています。金箔による煌びやかさが、全体に重厚感を与えます。