宍粟市千種子育て支援センターでの講演「子どもからの3つのプレゼント」

長谷川満

長谷川満

テーマ:教育・人権講演会

 9月16日(木)は宍粟市千種保健福祉センターで講演会がありました。
 テーマは「子どもからの3つのプレゼント」
 主催は千種子育て支援センター様です。
 
 今回は千種保健福祉センターを基地局に近隣3箇所の子育て支援センターにもネットで配信され講演後、質疑応答に参加していただきました。



 

子育ては待つ練習


 講演の最初に下の詩を紹介しました。
 

 子育ては待つ練習なんですね。
 急いては事を仕損じるって言うでしょ。
 スポーツのコーチや監督でも選手を育てるのが上手い人は「待つ」のが上手です。
 逆に待てない人は人を育てるのが下手なだけでなく、幸運をつかむのも下手です。
 残りものに福がある。
 待てば海路の日和あり、とも申します。
 だから幸せになりたいと思ったら「待つ」ことが出来ないとダメですね。
 幸せになるために大切なことは3つあります。
 一つ目が待つこと。
 二つ目が許すこと。
 三つ目が笑うこと。
 許すことと笑うことについては講演の最後1分間でお話しします。

 

親学10か条

 親としてどのような心構えで子育てに当たればいいか下の資料をもとにお話ししました。
 


 先に申し上げておきますが、これを全部する必要はありません。
 この中の一つでも構いません。
 自分が「これはいいことだな。ぜひ実行しよう」と共感されるものだけ心がけてもらえればそれで十分です。
 皆さんには私が思う良い子育てではなく、自分が良いと思う子育て、自分らしい子育てをしていただきたいと思います。
 ですから今からお話しする私の言葉、内容が重要なのではなりません。それをお聴きになってご自身の心に生まれる思いや気づきが大切なのです。その思いや気づきが皆さんに自分らしい子育てとは何かを教えてくれます。
 
 そう前置きして今回は、1番、2番、10番についてエピソードや具体例をもとに深めのお話をしました。

 10、家をのんびりできる場所にする。(心が安らぐ居場所)で、今日のメインテーマについてお話ししました。

 

子どもからの3つのプレゼント

 子どもは生まれるときに3つのプレゼントを持って生まれてきます。
 一つ目は「愛する喜び」。
 二つ目は「愛される喜び」。
 三つ目は「愛する者同士が共に暮らす喜び」。

 「愛する者同士が共に暮らす喜び」
 これを別名「幸せ」と申します。
 皆さん、結婚される方に「お幸せに」て言いますね。
 どうしてそう言うんでしょうか。
 それはこれから愛する者同士が共に暮らすからです。
 皆さんは今、愛するお子さんたちとお暮らしです。
 幸せはなるものではなくて気づくもの。
 大切なのはこれから幸せになろうと努力することではなくて、もうすでに幸せであったと気づくことなんじゃないかなあと思います。
  


 子どもたちは子育ての上手なお母さんに育ててもらいたいのではありません。
 賢いお母さんに育ててもらいたいのでもありません。
 強いお母さんに育ててもらいたいのでもありません。
 あなたに育ててもらいたいのです。
 子どもたちはそのままのあなたに会いたくて、そのままのあなたに育ててもらいたくてあなたの許に生まれてきました。
 ですからどうか欠点もあるがまま、そのままのあなたで育ててあげて下さい。
 だけどママには笑っていてほしい、幸せでいてほしい。
 笑うためには許すことが必要です。
 誰を?
 自分をです。
 皆さんにもダメなところや欠点があるでしょう。
 皆さんは自分自身を責めるのではなく許して下さい。
 そしてご主人やお子さんのダメなところや欠点も許してあげて下さい。
 そうすれば家庭に笑顔が生まれます。
 皆さんが許しあって、笑いあって幸せに子育てしていかれることを心より願っております。
 本日は誠にご清聴ありがとうございました。

質疑応答


 Q. 嫌がって食べない時や他の時でも「これ食べられたら〇〇しようね」とモノで釣ることがあるんですが、それってダメでしょうか?

 A. いやあ、たまにはモノで釣ってもいいですよ。でもモノで釣らないと食べてくれないとかやってくれないというのは本来それは食べたくないとか、したくないとかそう言う気持ちが子どもにあるわけで、その子どもの気持ちを理解し尊重してあげることも大切です。
 そうすることで子どもは愛されていると感じ、信頼関係も出来て結果的にあなたの言うこともよく聞いてくれるようにもなります。
 だから無理にやらせるばかりではなく出来る範囲で「しなくてもいいよ」と子どもの気持ちを尊重してあげたらどうでしょう。
 大人の都合でモノで釣るときがあってもいいし、子どもの気持ちを尊重する日があってもいい。その場その場、臨機応変でいかれるのがいいと思います。



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