講演「子どもが伸びる!自己肯定感を育てる親子関係のつくり方」 明石市民会館
1月17日(金)午後6時から兵庫県朝来市にあります和田山生涯学習センターでこども園の先生対象の研修会がありました。
約44人の方が参加してくださいました。
テーマは「自己受容・他者受容~ありのままを受け入れるということ~」。
最初に「あなたが大切だと思うものベスト3」を記入していただきました。
これを後でグループワークのときに発表してもらいます。
今日は最初に発達障害傾向のある子どもたちの人権とその親御様に対する支援について少しお話ししたいと思います。
子どもには「子ども特有の人権」があります。それは、
1、子どもらしくいられる権利(甘えられる権利)
2、成長を待ってもらえる権利
です。
この2つの権利は子どもが健全に成長するためにはとても大切なものです。
では、次の資料をご覧ください。
子どもに発達障害傾向がある場合、親はものすごく不安に感じますし、それを受け入れることは非常に困難です。
そこでその発達障害傾向を直そうと一所懸命になったりするのですが、実はこれが健全な発達を阻害し、その傾向を助長することになっています。
お母さんたちに子どもの発達障害傾向はその子たちの不安感から来ていることを説明し、直そうとするのではなく、それを受け入れてあげて安心させてあげる方が改善に繋がることを優しく伝えてあげて欲しいのです。
そして成長と共にそれらの悩みは消えていきますよ、と安心させてあげて欲しいのです。
また保育教諭である皆さんもその子たちのこだわりやわがままを受け入れてあげて欲しいのです。
皆さんはその子の良き理解者になってあげてください。
それが発達障害傾向の改善に繋がります。
その子に対する皆さんの接し方を通してお母さんがたにもその子への接し方をお伝えすることにもなっています。
発達障害傾向のある子のありのままを受け入れること、これを「受容」と言います。
今日はその「受容」を体験的に知っていただこうと考えていましてここから35分ほどグループワークをやりたいと思います。
では7~8人のグループに分かれてそれぞれの「あなたが大切だと思うものベスト3」をその理由も含めて発表し感想を言い合ってください。その後グループのメンバー全員で「グループで大切だと思うものベスト3」をその理由も含めて決定してください。
最後にグループの代表が全員の前でそれを発表してもらいます。
では始めてください。
和やかに楽しそうにグループワークをしていただきました。
グループごとにベスト3を発表してもらったのですが、この時が一番盛り上がりました。
「地球環境」を第一位にするグループや「楽しさ」を第一位にするグループ、「お金」を第一位にするグループなどそれぞれのグループの個性が出ていて面白かったです。
最後にまとめとしてこのようにお話ししました。
「どうでしたか皆さん。
心を開いて思いを言えた。
心を開いて人の話が聞けた。
そう思える人、手を挙げてください。
(多くの方の手があがる)
皆さんが今体験されたのが自己受容であり他者受容です。
自分が最初書いたベスト3よりも
グループで決めたベスト3の方がいいと思う。
気に入っている。
そう思える人、手を挙げてください。
(多くの方の手があがる)
それが成長です。
今日皆さんが体験されたことを
ぜひ職場や日常生活で生かしていかれることを
心より願っております。
長い時間お付き合いいただきまして
本当にありがとうございました。」
研修の終わりにSEKAI NO OWARI の「サザンカ」の曲に乗せてお一人お一人それぞれ違う50種類の詩をプレゼントしました。
皆さん大変熱心に研修に取り組んでくださいました。
本当にありがとうございます。
また皆さんにお会いできる日を楽しみにしております。
< リンク >
講演会の講演依頼.com|長谷川満 プロフィールページ
https://www.kouenirai.com/profile/3820
システムブレーン|長谷川満 プロフィールページ
https://www.sbrain.co.jp/keyperson/K-7816.htm
教育講演・人権講演のテーマや内容については
http://mbp-japan.com/hyogo/hasegawa/column/64075/
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