愛知県安城市での家庭教育講演会 テーマは「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣」
10月26日(土)は高砂市立曽根保育園で講演会がありました。
聞いてくださるのは保護者の方約70名。
テーマは「無為の子育て ~あなたのままで100点満点~」。
まず最初にこんなお話をしました。
その日はお母さんが朝早くから出張で、お父さんが息子さんを保育園に送ることになっていました。
お母さんはその日の保育園の連絡帳を見て、深く考えさせられることがありました。
その連絡帳にはお父さんの字で「今日はとても大事そうにパンにジャムを塗って愛おしそうにパンを食べていました」と書かれていました。
お母さんはその子が食べるのがいつも遅いので「早く食べなさい」とイライラして叱ることが多かったんですね。
なのに自分の夫はその食べるのが遅いのを「大事そうにジャムを塗って愛おしそうにパンを食べていた」とその子の「パンへの思いや感謝」を感じ取っていた。自分だったらそんな風に見られただろうか。
そう考えると「食べるのが遅い。ぐずぐずしている。」と自分はマイナスな見方をしていたけれど、「丁寧に大切に食べている」とプラスな見方もできるのだと気づかれて、これからはもっと心に余裕を持ったプラスな見方をしていこうと思われたそうです。
そういう心の余裕から来るプラス視点というものが子育てには大切なんだと思います。
そのあと詩「あいってなあに?」の誕生秘話を紹介しました。
目も見えない耳も聞こえないヘレン・ケラーの家庭教師であるサリバン先生はある日、彼女に「愛」をこんなふうに指文字で伝えようとしました。
「ヘレン。雲は触ることはできないけれど雨が降ってくるのはわかるでしょう。お花が雨を喜んでいるのもわかるでしょう。愛もそれと同じなの。愛は手で触れることはできないけれど愛が注がれる時の優しさは感じられるでしょう。愛があるから喜びも湧いてくるし、遊びたい気持ちも湧いてくるのよ。」
しかしヘレンには触ることのできない「愛」がどんなものであるかわかりません。
「愛」をうまく伝えらえないサリバン先生はヘレンの手を握ったまま涙を流されました。
そのあたたかい涙の一滴がヘレンの手に落ちた時、ヘレンには「愛」が何であるかが分かったというのです。
私はその話に大変感動しまして、自分だったら幼い子どもたちにどうやって愛を伝えるだろうかと考えました。
愛とは人の心を明るくするものです。
愛とは人の心をあたたかくするものです。
その愛をあなたが持ってきてくれた。
そんなふうに子どもたちに愛を伝えられたら素敵だなあと思って生まれたのがこの詩です。
6歳で亡くなった秋雪君との思い出を綴った「たったひとつのたからもの」の著者である加藤浩美さんの言葉も紹介しました。
「今この時の一分一秒を楽しく元気に過ごすこと。それが一番大切で喜ぶべきことです。それを秋雪が教えてくれました。」
「無為の子育て」について下の資料をもとに具体的な例を挙げてお話ししました。
講演の中で「You raise me up」を聞いていただきました。
詩「幸せな子育て」を朗読して講演を締めくくりました。
最後にキロロの「未来へ」の曲にのせてお一人お一人それぞれ違う詩をプレゼントしました。
みなさん、熱心に聞いてくださいました。
本当にありがとうございます。
< リンク >
講演会の講演依頼.com|長谷川満 プロフィールページ
https://www.kouenirai.com/profile/3820
システムブレーン|長谷川満 プロフィールページ
https://www.sbrain.co.jp/keyperson/K-7816.htm
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