栃木県真岡市立真岡西小学校での講演会「子どもを幸せに伸ばすための親学講座」
10月15日(火)は大分県の佐伯城南中学校で講演会がありました。
こちらの甲斐校長先生がネットで僕のことを見つけてくださって実現した講演会です。
聞いてくださるのは佐伯城南中学校1~3年生の生徒さん約316人。
テーマは「自分の可能性を開く7つの問いかけ」。
この資料をもとにお話ししました。
3番「楽していい点数を取るためにはどうすればいい」
「ここで皆さんに質問です。
勉強なんてしたくない人、手をあげてください。」
(ほぼ全員の手があがる)
「素晴らしい!
こちらの学校の生徒さん達はみんな正直者です。
では次の質問です。
勉強はしたくないけどテストではいい点数を取りたい人、
手をあげてください。」
(ほぼ全員の手があがる)
「素晴らしい!
そういう人が社会に出て成功するんです。
みんな勉強はできるだけしたくなけれどテストではいい点取りたい。
これは何も恥ずかしいことではありません。
これは大切なことです。
これを考えることは社会に出て本当に役立つ力になるんですね。
この社会に存在する全ての会社、全ての企業は利益を上げること、
つまり儲けることを第一の目的としています。
利益を上げるためにはどうすればいいか。
それはできるだけ少ない費用で、少ない人件費で、できるだけ多く売ることです。
皆さんが大人になって会社に勤めるようになればこれが求められます。
皆さんが自分で会社を起こしてもこれが求められます。
だから今「できるだけ少ない努力でできるだけ高い点数を取るためにはどうすればいいか」を考えることは、その最適な訓練となるのです。
これこそ社会に出て役に立つ勉強です。」
「『楽して』の”楽”て『楽しい』と読みますね。
『楽して』というと何か『怠けて』『努力しないで』と捉えがちですが
そういう意味だけではなく『楽しんで』勉強していい点数取ることも
『楽していい点を取る』ことだと思うんです。
では、どうすれば楽しめるのでしょう?」
「スポーツでも音楽でも自分の成長が実感できたら楽しくなってきます。
出来るようになってきたと上達や達成感が感じられると嬉しくなりますね。
勉強も同じです。
皆さん、英単語20個を完璧に覚えるのにどのくらいの時間がかかるでしょうか?
慣れていない子だと30分くらいかかるでしょう。
でもね、単語暗記を繰り返しやっていくと覚える時間が短くなっていくんです。
最初30分かかっていたものもコツがわかって慣れてくると15分くらいで覚えられるようになるんです。
そうなると不思議と覚えるのが苦じゃなくなるんです。」
「ここで単語を覚えるコツを紹介しましょう。
単語はね、4個づつ覚えるんです。
なぜかと言うと人間が瞬間的に覚えられるのは4個だからです。
だから電話番号でもクレジットカードの番号でも数字が4つづつ区切ってあるでしょ。
あれは4個までだと瞬間的に覚えられるからです。
1分間で英単語4個覚えてください。
見て覚えてください。
1、2回書いても構いません。
そして1分後に書き取りテストをします。
次に新しい4個を1分間で覚えます。
すぐに書き取りテストをしますが今度は前の4個と合わせて
8個で書き取りテストします。
また新しい4個を1分間で覚えます。
今度は今までの8個と合わせて12個で書き取りテストします。
間違えたものはその場で1.2回書いて覚え直しします。
これで約5分くらいで12個の単語が覚えられます。
10分あれば20個の単語が覚えられます。
そうして単語暗記のコツがわかって単語暗記能力がついてくれば
勉強も楽しんでやれるようになります。」
他にテスト前の能率的なワークのやり方や、国語の楽して点数を取る授業の受け方をお話ししました。
「どうすれば頭が良くなるのかな?」では、自分の可能性、能力を開花させる3条件を紹介しました。
1、楽しんでやる。
2、没頭してやる。
3、自分からやる。
これは部活でも、スポーツでも、ギターでも、ピアノでも、何でも言えます。
1、楽しんでやる。 2、没頭してやる。 3、自分からやる。
そうすれば野球でもバスケでも卓球でもギターでも絶対うまくなります。
講演の終わりはこのように締めくくりました。
人間というものは自分の信じるようになっていくものです。
自分をつまらない人間だと思うなら、つまらない人間になっていってしまいます。
自分には力がある。
自分は必ず素晴らしい仕事を成し遂げる力も根性もあるんだとなんの根拠もなく信じてください。
そうすれば皆さんはきっと素晴らしい仕事を成し遂げ、幸せな人生を送ることができます。
そんな皆さんにこの歌を応援歌としてプレゼントします。
そう言ってマライア・キャリーの「HERO」を訳詞と共に聞いていただきました。
最後にいきものがかりの「風が吹いている」の曲にのせて一人一人違う38種類の詩をプレゼントしました。
講演を聞いて下さった佐伯城南中学校の皆さん、ありがとうございました。
またいつか皆さんにお会い出来るのを楽しみにしています。
甲斐校長先生、このような機会を下さったこと、そして甲斐先生とのご縁に心より感謝しております。
< リンク >
講演会の講演依頼.com|長谷川満 プロフィールページ
https://www.kouenirai.com/profile/3820
システムブレーン|長谷川満 プロフィールページ
https://www.sbrain.co.jp/keyperson/K-7816.htm
教育講演・人権講演のテーマや内容については
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