和歌山県田辺市で「いのちの大切さを子どもたちにどう伝えるか」を講演
7月3日(水)は午前中、加古川市立加古川幼稚園で講演会がありました。
演題は「子どもからの3つのプレゼント」。
今年度の加古川市内の幼稚園はすべて同じ演題、同じ内容になっています。
聞いてくださるのは保護者の方約57名です。
「親学10か条」の資料をもとにお話ししました。
1、子どもの自己成長力を信頼する(信じて待つ)
うちの5歳の孫、幼稚園の年長さんですけれど、
2、3歳の頃は発達障害傾向が現れていたんですね。
それでその子のママである私の娘と相談しまして、
偏食や同じ服ばかりを着ることを直そうとせず、
この子が安心して暮らせるように育てていこう。
いらないことは一切せずに、
「この子の自己成長力を信じて待とう」
という方針で育てたんですね。
そうすると5歳になった今、
発達障害傾向がほぼすべて消えてなくなりました。
その時にどんなふうにその子に接してきたかがこの紙に書いてあります。
ご興味のある方はご自由にお持ち帰りください。
この自己成長力を引き出すカギは「信じて待つ」ともう一つあるんです。
「子どもの存在を喜ぶ」ということです。
それは子どもが持ってきてくれた「幸せ」を受け取るということです。
そしてドラえもんの「のび太の結婚前夜」のお話をしました。
親になりますとついつい子どもに何をしてやれるか、
何を身につけさせてやれるかと与えることばかりに目がいきがちですが、
本当は子どもが持ってきてくれた愛や喜びや幸せを受け取ることの方が
何倍も大事なんじゃないかと思うんです。
なぜか?
幸せな親が幸せな子どもを育てるからです。
親は勘違いしてしまうんです。
親が子どもを幸せにしてやらないとって思ってしまうんです。
でも逆なんですね。
親が子どもを幸せにするんじゃないんです。
子どもが親にいっぱい幸せを与えてくれているんですね。
本当は親は幸せをもらっている方なんですね。
そしていっぱい幸せをもらったらいいんです。
幸せな親が幸せな子どもを育てるからです。
そうして子どもに幸せを返していったらいいんですね。
子どもからの3つのプレゼント
「愛する喜び」
「愛される喜び」
「愛する者どうしが共に暮らす喜び」
を事例をもとにお話しした後、
講演の終わりはこのような言葉で締めくくりました。
子どもたちはそのままのあなたに会いたくて、
そのままのあなたに育ててもらいたくてあなたの許に生まれてきました。
ですからどうぞ欠点もあるがまま、そのままのあなたで育ててあげてください。
だけどママには笑っていてほしい、幸せでいてほしい。
笑うためには許すことが必要です。
誰を?
自分をです。
誰にでもダメな所や欠点はあるでしょう。
皆さんはそのダメな所を直すのではなく許してください。
自分を責めるのではなく許してください。
そして自分を許したように
子どもさんやご主人のダメな所や欠点も許してあげてください。
そうして皆さんが許しあって、笑いあって、
幸せに子育てしていかれることを心より願っております。
本日は誠にご清聴ありがとうございました。
そうご挨拶した後、ユーミンの「やさしさに包まれたなら」の曲に乗せてお一人お一人それぞれ違う詩をプレゼントしました。
参加していただいた皆さん、本当にありがとうございました。
またお会いできる機会を楽しみにしています。
< リンク >
講演会の講演依頼.com|長谷川満 プロフィールページ
https://www.kouenirai.com/profile/3820
システムブレーン|長谷川満 プロフィールページ
https://www.sbrain.co.jp/keyperson/K-7816.htm
教育講演・人権講演のテーマや内容については
http://mbp-japan.com/hyogo/hasegawa/column/64075/
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