自分の弱さを受け入れることが本当の勇気、本当の強さです

長谷川満

長谷川満

 (6年生の国語の教科書より)

 長い人生においては自分の思い通りにはいかないこともたくさん出てきます。
 君が自分で選びとったわけでもないのに、つらくて悲しいことにも出会わなければならない日が、この先にはあるかもしれません。そんなときには、いつもの君のように、前向きにものごとを考えたり、かっこよく過ごしたりなんて、とてもできなくなりますよね。悲しいときの自分なんて消してしまいたいと思うこともあるかもしれません。

 でも、そんなときにも、忘れないでいてほしいことがあります。

 うれしいときだけが「君」ではありませんよ。笑っているときの君だけが「君」ではありませんね。悲しいときの君も、恥ずかしくて消えてなくなりたいと思うときの君も「君」なのです。

 だから、つらいときや悲しいときの自分も大切にしなければなりません。成功して喜びでいっぱいになっているときの君も、失敗して涙を流す君も「君」です。
 どんなときの自分も大事にすること、自分のことをいつも大好きだと思っていること、これはとても大切なことです。だから、決して忘れないでいて下さい。
                           
                  「君たちに伝えたいこと」(日野原重明さん)



 思い通りにいかない自分も、情けない自分も、恥ずかしい自分も、ぜ~んぶ大切な自分。
 だから大事にしなくてはいけない。
 そんな自分を嫌うのではなく、大切にしなくてはいけない。
 そんな自分を排除するのではなく、やさしく受け入れる。
 なぜか?
 どんな自分も大切な自分だから。

 兄弟でも生徒たちでも色々な子どもたちがいます。
 勉強ができる子、
 勉強が苦手な子、
 運動が得意な子、
 運動が苦手な子、
 明るい子、
 おとなしい子、
 優しい子、
 面白い子、
 ・・・
 
 それぞれの子どもが大切なように、それぞれの私が大切です。
 どの子もかけがえのない存在であるように、どの私もかけがえのない私。

 あなたも子どももそのままでいい
 
 そうして自分を本当に受け入れられた時、そうしてありのままの子どもを受け入れられた時、本当に必要な変化、成長が訪れるのだと思います。
 
                      (ブログ「長谷川満の親学講座」より)


 人生には思い通りにいかない時があります。
 「こうしなければいけない」と思うのに思い通りに出来ない自分がいます。
 そんなとき「こんな自分は嫌いだ、こんな自分は自分じゃない」と今の自分を否定したい気持ちになると思います。
 でも、はっきり言います。
 それがあなたです。
 本当のあなたです。
 否定せずに自分の弱さを認め受け入れたとき、あなたは新しい一歩を歩み始めるのです。
 否定している間は「新しい場所」に行くのが怖くて駄々をこねているのです。
 自分の弱さを受け入れることが本当の勇気、本当の強さなのです。




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長谷川満
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長谷川満(家庭教師)

家庭教師システム学院

発達障がいや不登校の子の意欲を引き出すには自己肯定感を高める必要があります。その子のありのままを受容し、信頼関係を築き、成功体験と褒め言葉で自信と意欲を引き出します。

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