講演「子どもが伸びる!自己肯定感を育てる親子関係のつくり方」 明石市民会館
6月15日(火)は午後1時半から岡山県ライフパーク倉敷で講演会がありました。
タイトルは「子どもを幸せに伸ばすための親学講座」です。
聞いて下さるのは岡山県備南地区の幼・小・中のPTA役員さん方、約300名です。
岡山県備前地区・備北地区・備南地区と3地区を同じタイトルで講演させてもらいました。今回はその最終回です。
「子どもを幸せに伸ばすための親学講座」は親学10か条をもとにお話しさせていただいています。
上の3つについて深めなお話をさせていただきました。
1、 子どもの自己成長力を信頼する。(信じて待つ)
2、 ありのままを愛する。(そのままのあなたが大好き)
3、 子どもを尊敬する。(もうすでにあなたは素晴らしい)
1、子どもの自己成長力を信頼する。(信じて待つ)のところでは、子どもは内なる成長衝動に促されて最も適切な時期に成長しているので、親の早すぎる教え込みは控えなければならないことをお話ししました。
また、親の喜びが子どもの成長や発達を促進していることや、子どもの存在そのものを喜ぶことが子どもを幸せに伸ばしていくとお話ししました。
2、ありのままを愛する。(そのままのあなたが大好き)のところでは、子どもの問題の80%以上は愛情伝達不足から起こっており、1日1回「そのままのあなたが大好き」と愛情を伝えることの大切さをお話ししました。
3、子どもを尊敬する(もうすでにあなたは素晴らしい)のところでは、子どもに対する愛についてこのようにお話ししました。
「日本に初めてキリスト教が伝わった時、宣教師達はキリスト教の中心である『愛』についてどのように訳せばいいのか悩んでいました。
といいますのもその当時の日本語の愛は、上の者が下の者をかわいがる、愛玩するという意味で使われていたからです。それはキリスト教の『愛』ではなく、執着の愛、煩悩の愛だったのです。
そこで彼らはキリスト教の『愛』をどう訳したか。
『ご大切』と訳したのです。
愛するとは相手を大切に思うこと。
でもただ大切に思うだけではない、相手に対して尊敬の気持ちを持って大切に思うこと。
だから尊敬語の『ご』をわざわざつけて『ご大切』と訳したのです。
愛はそこに尊敬の気持ちが備わってはじめて全うされるのです。
これは夫婦もしかり。親子もしかりです。
子どもへの愛もそこに尊敬の気持ちが備わっていてこそ本当の愛となるのです。
そしてその愛が子どもを本当に素晴らしくするのです。」
「子どもを幸せに伸ばす親学」とは、子どもをどう育てるのかとは問いません。
自分は親として、自分としてどうあろうとするのか、どうありたいのか、子どもとどんな親子関係を築こうとするのか、そう自分に問いかけます。
子どもを変えようとするのではなく、自分の心のありようを見つめ直していこうとするものです。
子どもが勉強にせよ、何にせよ意欲的に生き生きと物事に取り組んでくれるようになる最大の要因とは「親子関係」です。
「いい親になろうとせず、いい子に育てようとせず、ありのままの自分でありのままの子どもを愛し育てていきましょう。それが一番楽で、一番幸せで、一番子どもが伸びる子育てです。」
そういう嘘のない、気張りのない、あたたかくて信頼し合える親子関係。そういう関係の中でこそ、意欲や能力や道徳感情や思いやりやそういった人間が生きていく上で必要なものが育つのです。
そのようにお話ししました。
みなさん熱心に聞いて下さいました、ありがとうございます。
主催して下さった岡山教育事務所の皆さん、大変お世話になりました。
感謝しております。
また皆さんにお会い出来る日を楽しみにしています。
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