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長野県塩尻西部中学校での講演会「学力向上のための7つの問いかけ」

2014年7月11日 公開 / 2014年8月1日更新

テーマ:教育・人権講演会

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

 6月9日(水)は長野県塩尻市にあります塩尻西部中学校で1~3年の生徒さんを対象に講演会がありました。
 タイトルは「学力向上のための7つの問いかけ」です。



市民タイムス(写真提供)


   <学力向上のための7つの問いかけ>

    1、なんのために勉強するの?

    2、今までで一番よかった点数は?

    3、楽していい点数を取るためにはどうすればいい?

    4、授業をちゃんと聞いてる?

    5、テスト前にワーク・プリントで勉強してる?

    6、自分が先生だったらテストにどんな問題を出す?

    7、どうすれば頭が良くなるのかな?


 1、なんのために勉強するの?
 勉強する目的がわからなければ、がんばって勉強しようとは思えませんよね。
 行きたい高校があるからでもいいし、看護士になりたいからでもいいし、「なんのために勉強するの?」は色んな答えがあっていい。皆さんが心から納得出来る答えが見つけられたらその時皆さんは「させられる勉強」から「自分からする勉強」に変わります。

 2、今まで一番良かった点数は?
 皆さんが今まで受けたテストの中で一番良かった点数は何点ですか?
 その点数こそが皆さんの本当の実力です。
 人間は自己イメージに沿った行動をとろうとする傾向があります。
 自分のことを「怠け者」だとか「頭が悪い」だとかマイナスの自己イメージを持っている限り、それを実現するような行動、それを証明するような行動しか取れません。
 もっと、自分のいい所、自分の可能性の方を見て、自分なら出来ると「いい自己イメージ」を持つようにすると前向きな建設的な行動がとれるようになるのです。
 
 3、楽していい点数を取るためにはどうすればいい?
 これを考えることは社会に出て本当に役立つ力を身につけることになるんですね。
 この世の中に存在するすべての会社、すべての企業は利益を上げることを第一の目的としています。
 利益をあげるためにはどうすればいいか。
 それはできるだけ少ない費用で、少ない人件費で、できるだけ多く売ることです。
 皆さんが社会に出れば、こういう思考が求められます。
 だから今、「できるだけ少ない努力で、できるだけ高い点数を取るためにはどうすればいいか」を考えることは、その最適な訓練、練習となるのです。


市民タイムス掲載(写真提供)

 4、授業をちゃんと聞いてる?
 テストというのは授業でやったことが80%以上出るわけです。
 だったらその授業でやったことを覚えていたら80点以上取れるということです。
 いつ覚えるか?
 授業中に覚えてしまうのです。
 そうすれば家での学習時間を減らせるでしょ。
 覚え方にもコツがあってね。
 覚えようとするのではなくわかろうとするのです。
 覚えたことは忘れてしまいますが、わかってしまえば忘れません。
 わかるためには授業はちゃんと聞かなければなりません。
 だから「授業をちゃんと聞いてる?」です。

 5、テスト前にワーク・プリントで勉強してる?
 テスト問題の多くはワーク・プリントから出ます。
 あれをやらない手はありません。

 6、自分が先生だったらテストにどんな問題を出す?
 この問いかけも社会に出て役に立ちます。
 皆さんが社会に出て働くようになったら、同じ発想が求められるからです。
 「自分がお客様だったら、どんな商品なら買う?」
 そういうお客様の立場、相手の立場に立った発想が出来ないと社会では通用しません。そういう発想を今から身につけておく。これは社会に出た時にすごく役立ちます。

 7、どうすれば頭が良くなるのかな?
 究極の「楽していい点数を取る方法」は頭を良くすることです。
 そんな方法があるのか?
 あります。
 今から言いますからよく聞いて下さい。
 
 1、楽しんでやる。

 2、没頭してやる。

 3、自分からやる。

 これは部活でも、スポーツでも、ギターでも、ピアノでも、何でも言えます。
 1、楽しんでやる。 2、没頭してやる。 3、自分からやる。
 そうすれば野球でもバスケでも卓球でもギターでも絶対うまくなります。
 
 人間の脳というのは「楽しい」「おもしろい」と感じている時、能力は全開になります。
 だからオリンピック選手は、試合に臨んで「楽しみたい」とか言うでしょ。
 なぜか?
 楽しんでいる時、能力全開になるからです。
 没頭しているときも同じです。
 全集中力が、全精力が注がれている。能力全開状態です。
 これは、皆さんの中にある今はまだ表れていない素晴らしい可能性、能力を花開かせる3条件でもあります。
 是非、覚えておいて下さい。

 
 そのようにお話ししました。

 聞いて下さった生徒の皆さん、真剣に聞いてくださって本当にありがとうございました。
 お世話くださった教頭先生、校長先生、心より感謝しております。
 少しでも塩尻西部中学校の生徒の皆さんの学力向上、やる気アップにつながったのならこんなに嬉しいことはありません。皆さんのご活躍を心よりお祈りしております。 
 またお会い出来る日を楽しみにしています。




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この記事を書いたプロ

長谷川満

子どもの自信とやる気を引き出す教育のプロ

長谷川満(家庭教師システム学院)

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