日本の美しいこころ 〜和の心〜

長谷川満

長谷川満

テーマ:日本の美しいこころ 〜和敬清寂〜

 日本には、古代から受け継がれて来た日本独自の美しい心があります。
 それを今一度、取り戻すことが真に豊かな生活、豊かな社会を築くことになるのではないかと思い、4回シリーズで書いていきたいと思います。

 まず、最初は「 和の心 」。

 和というのは、平たく言えば仲良くすること。
 ただ、単に相手に合わせるのが和ではありません。
 「君子は和して同ぜず」という言葉があるのですが、その意味は、本当に立派な人は相手と調和し仲良くあろうとするが、だからといってむやみに同調したりしない、というものです。
 和を英語でいうと「 harmony = 調和 」。
 いろんな音色が響き合い、重なり合って、交響曲になるようなイメージです。そこには、自分を主張し過ぎず、調和を大切にしながら自分の個性(善さ)を生かしていく。
 そういう心を日本人は大切にしてきました。

 「仲良きことは美しきかな」
 和に美を見る。
 そういう感性を日本人は持っているのだと思います。
 
 幸せとは本来「仕合わせ」と書きます。
 仲良くお互いに「仕え合う」ところに幸せを感じていました。

 和音・・音が調和すると美しい響きになることを知っていました。
 和え物・・相性のいい素材同士がその味を生かし合うことを知っていました。
 和顔・・笑顔。
 
 和とは「自尊他尊」。
 自分を殺すのではなく、全体の中で自分をどう生かすのかを考えること。
 その為には、まずは相手に合わせていく、共感していく、理解しようとする・・。
 そうすれば、相手も安心して心を開いてくれる。
 心が開けば、こちらの話も聞いてもらえる。合わせてくれる。
 仲良くなるには、相手の音に合わせていく。
 相手の音色、音調を壊すことなく。それは相手を尊重すること。
 それが日本人が大切にしてきた和の心だと思います。

 「 和 」はまた、昔から日本人が大切にしてきた「 敬 」に通じています。

 明日は「 敬 」について書きたいと思います。




 子どもさんの学習の悩み・家庭教師のご相談は
 http://www.hariat.co.jp/ksg/

 不登校でお悩みなら
 http://www.hariat.co.jp/ksg/futoukou.htm

 親も子も幸せに成長していくヒントがいっぱい!
 ブログ「長谷川満の親学講座」
 http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/

 気づきがいっぱい!子育てコラム「あなたのままで100点満点」
 http://www.koushinococoro.com/magazine/kyouiku/hasegawa_100/

 感動!心が楽になる!子育て講演については
 http://mbp-japan.com/hyogo/hasegawa/service2/

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

長谷川満
専門家

長谷川満(家庭教師)

家庭教師システム学院

発達障がいや不登校の子の意欲を引き出すには自己肯定感を高める必要があります。その子のありのままを受容し、信頼関係を築き、成功体験と褒め言葉で自信と意欲を引き出します。

長谷川満プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

子どもの自信とやる気を引き出す教育のプロ

長谷川満プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼