和歌山県田辺市で「いのちの大切さを子どもたちにどう伝えるか」を講演
今日は東神吉小学校で講演会がありました。
タイトルは「子どもからの3つのプレゼント ~子どもを幸せに子どもを伸ばす親学講座~」。
子どもは生まれる時、親に3つのプレゼントを持って生まれて来ます。
1つ目は「愛する喜び」、2つ目は「愛される喜び」、3つ目は「愛する者どうしが共に暮らす喜び」です。
「愛される喜び」ではこのようにお話ししました。
子どもはどんなお母さんでも愛します。
顔は関係ありません。
性格も関係ありません。
たとえ怒りっぽいお母さんであったとしても、自分のお母さんが一番いい。
皆さんもお子さんを叱られることが多いと思います。
それでもいいんです。
大切なのは怒らないように我慢することではなく、ガミガミ怒るこの自分を、八つ当たりしているこの自分を、子どもたちはその度に許し、変わらず愛してくれているということに気がつくということです。そしてそれを忘れないということです。
子育ては悩みと不安と自己嫌悪の連続です。
時にはイライラして言ってはいけない言葉も言ってしまうこともあります。
言ってはいけない言葉とは、
「あんたなんか大嫌い」
「こんな子いらん」
「消えて」
そういう言葉です。
あるお母さんもイライラして、ついそんな言葉を言ってしまいました。
「あんたなんか大嫌い」
その瞬間、その子の目には涙がみるみるあふれてきて、そうしてお母さんのところに真っ直ぐ走ってきて、わんわん泣きながらお母さんの足を抱きしめてこう言いました。
「だいすき、・・だいすき・・」
こんな愛があるでしょうか?
ふつう「あんたなんか大嫌い」って言われたら「こっちも嫌いやわ」って言うのが普通です。でも、子どもの愛は違うんです。「大嫌い」と言われても「だいすき」と抱きしめてくれる愛なんです。
もし、この世に神様の愛があるとしたら、それは子どもが親に向ける愛です。
だから、いくら理不尽に怒っても「だっこ」て言うでしょ。
たとえ皆さんが冷たく突き放そうと、口汚く怒鳴ろうと夜になったら「ママと寝る」って言うでしょ。
子どもたちはその度に許し、変わらず愛し続けてくれているのです。
無条件でお母さんを愛してくれているんです。
また子どもはどんなお母さんでも無条件で信頼しています。
子どもはその身と、その命と、すべてを母親にゆだねます。
その育て方もすべてあなたに預けます。
100%無条件で信じています。
信じられる理由があるから信じているのではありません。
理由は一つもない。
理由がなくても信じる。
それが信じるということです。
だからこそ信じるということは尊いのです。
かつて、これほどまでに純粋に、無条件に愛され、信じられ、必要とされたことがあったでしょうか。
もし、今の子どもたちに出会わなければこんなふうに「愛される喜び」を感じることはなかったと思います。
これは子どもたちから「愛される喜び」をプレゼントされたんですね。
そのあと「愛する者どうしが共に暮らす喜び」をお話ししました。
講演の終わりに熊木杏里さんの「誕生日」の曲にのせて、お一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。
講演会に参加して下さった皆さん、本当にありがとうございました。
またお会い出来る日を楽しみにしております。
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