オンライン講演「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方〜自己肯定感を育てる7つの関わり〜」:枚方市教育委員会主催
年をとることを「齢(よわい)を経(へ)る」と言います。
年をとるにつれて、自分の齢(弱い)、つまり弱さを経験する、知っていく・・
自分は決して強い者ではなく、弱い者であったと。
自分の弱さを知るということは一面つらいことではあるけれど、
それはまた
多くの人に支えられていたことに気がついて感謝することにつながったり
他の人の痛みやつらさ、気持ちがわかって『許す力』になったりもします。
そして、それはやはり人間的に成長したと言えるのだと思います。
実は、強さと弱さとは互いに支え合い補い合っていて
弱さは決して否定されるようなものではなく
むしろ、強さを補うとても大切なものではあり、
そして蔭で強さを支えてもいるのだと思います。
人は弱いからこそ助け合い、補い合って生きています。
誰もが弱さや欠点を持っています。
それを否定したり、克服したりするのではなく
むしろそれを肯定的に捉えて
謙虚になる力や感謝する力、人を許す力に変えていくこと
それは、
齢(よわい=弱い)を経てきたからこそ、
齢(よわい=弱い)を重ねてきたからこそできることであるように思います。
親が若い時には、子どもの弱さをどうしても否定しがちで、子どもに「強くあれ」と求めがちですが、本当はそこ(弱さ)を受け入れてやる方が、かえって前向きな気持ちになれたり、勇気も湧いてきたりします。
不登校でも「行け行け、自分に負けるな」と言えば言うほど行かなくなるし、子どもの気持ちを受け入れて「無理しなくていいよ、自分の気持ちでいいよ」と言えるようになると不思議と新しい展望が開けてきたりします。
親からすれば、子どもの欠点や弱さは直したくなるものですが、そこは齢を重ねてきた者として『許す力』を発揮して受け入れていく、ていうのはどうでしょうか。そうすることで『幸せ力』や『寛容力』もついていくように思います。
よく『子育て』は『自分育て』とか言いますが、それは子どもの弱さや自分の弱さを受け入れていく過程で、より謙虚になり、より感謝できるようになり、より人を許せるようになっていくことをいうのだと思います。
今まで受け入れられなかったものが、受け入れられるようになったってことは、それだけ器が大きくなった、てことですから。
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