心の成長 その2(乳児期・幼児期)

長谷川満

長谷川満

テーマ:心の成長 


 0~2才(乳児期) 愛情をいっぱい注いで、赤ちゃんに安心感を与える時期です。赤ちゃんの世話は大変ですが、「無条件に愛する喜び」が、それをサポートしてくれます。
 赤ちゃんはかわいらしく、日々の成長を見ることは親にとって、大きな喜びです。その喜びをもって「愛情」「安心」をモットーに自然体で育てていけば、この時期の発達課題である「基本的信頼感(世界は信じられる)」は身に付きます。

 3~6才(幼児期) 子育てにストレスや迷いが生じてくる時期ですが、生活面でのしつけは、きつく叱ったりせず、子どもに自信を失わせないよう、やさしく根気強く接することが大切です。
 親が「待つ」ことによって、子ども自身も「待つ」ことを覚えます。この時期、親が待つことをせず、子どもを急かしてばかりいたり、しかってばかりいたりすると、子どもが思春期になった時、不登校 等で、もう一度「待つ」ことを学ばなければならなかったりします。
 (不登校の原因は様々なものがありますので、それだけが原因ではありません。)

 また「頭のいい子」や「強い子」「やさしい子」に育てよう、といったはからいをやめ、「今のままで100点満点。大好き!」とありのままを受け入れてやることが、その子の自信(自己肯定感)につながり、能力伸長や性格形成においていい影響を与えます。
 この時期の発達課題である「自己肯定感(自分は信じられる)」は親の「待つ」姿勢や「暖かく見守る」姿勢に助けられて身に付きます。コツとしては、今はややこしい時期とあきらめて、「まっ、いいか」と なにごとも気楽に受け流すことです。

 絵本の読み聞かせについては、親自身も楽しむつもりで、夢のあるお話の時間をゆったりと共有してください。絵本を読んでもらえることで、子どもは親の愛情を感じます。その時に、スキンシップをするのもいいでしょう。

 この時期、空想好きというか、夢見がちな子もいますが、あとで本好きになることが多いので心配いりません。
 子どもは、みんな おとぎ話や楽しいお話が大好きです。「お話は楽しい」「絵本を読んでもらえる時間は楽しい」という体験が、後に子どもを本好きにさせる下地をつくります。

 本が好きな子は、言葉の概念が増え、じっくりと文章を読む根気や集中力が養われるため、中学校以降、学習面で伸びる子が多いです。





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長谷川満
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長谷川満(家庭教師)

家庭教師システム学院

発達障がいや不登校の子の意欲を引き出すには自己肯定感を高める必要があります。その子のありのままを受容し、信頼関係を築き、成功体験と褒め言葉で自信と意欲を引き出します。

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