オンライン講演「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方〜自己肯定感を育てる7つの関わり〜」:枚方市教育委員会主催
昨日、6月13日は加古川市勤労会館で講演会がありました。
聞いて下さるのは、加古川市立幼稚園のPTA会長さん副会長さんたち約46名ほど。
タイトルは「無為の子育て ~あなたも子どももそのままでいい~」。
保護者の方を対象にお話しする時は、割とわかりやすい、共感しやすい話をすることが多いのですが、今回は自分の子育て観を全面に出したお話をしました。
無為の子育てとは、はからうことなく自然にありのままに育てていくならば、それが一番楽だし、一番幸せだし、一番子どもが伸びますよ、という僕独自の子育ての考え方なのですが、なぜそういえるのかを詳しくお話ししました。
そのままでいいのなら、楽なのはわかるけれども、どうしてそれが子どもの意欲や能力を引き出し、伸ばすことにつながるのかを、家庭教師で実際あった事例を紹介しながら説明しました。
< 無為の子育て >
1、子どもに求めない
2、ありのままの自分でありのままの子どもを愛する
3、素晴らしい子だと信じる
子どもに求める心が子どもも親も苦しめる、といったハードな話にも皆さん、しっかりと耳を傾けて下さいました。
2、ありのままの自分でありのままの子どもを愛する、の話の時に、絵本「かみさまからのおくりもの」を紹介しました。
あかちゃんが生まれるとき
かみさまはひとりひとりのあかちゃんに
すてきなおくりものをくださいます。
あるあかちゃんには「よくわらう」を、
よくなくあかちゃんには「うたがすき」を
よくうごくあかちゃんには「よくたべる」を
そしてみんな
「かみさますてきなおくりものをありがとう」
といいました。
というお話です。
神様が子どもたちにくださったおくりものとは何だったでしょうか?
それは「よくわらう」であったり、「よくたべる」であったり・・
決して人より何かができるとか、そういったものではありません。
むしろ私たちがあたり前だと思っていることばかりです。
それこそが神様からのおくりものです。
それを子どもと一緒に喜ぶこと。
それが子どもたちが生まれる時に持ってきてくれた喜びを受け取るということです。
そして、それらを受け取れば、受け取るほど子どもは健全に幸せに育っていきます。
この絵本を書かれた作者の方は、当時、お子さんが幼稚園に通われていた普通の主婦の方でした。
作者の方はこんなふうに仰っています。
「娘が幼稚園に入るまでは親子でおだやかにのんびり楽しく過ごしていました。でも、娘が幼稚園に入ってからは他の子とくらべてしまって怒ることばかり増えてしまいました・・。
うちの子は、よく泣く!ゆっくりしている!
うちの子はダメだ!なんとかしなくちゃ!
私は叱りまくりました。
結果、ますます泣くようになり、ますますゆっくりになりました。
こんなことをしていてはダメだ・・
私が変わらなければ・・
親は子どもを親や社会の気に入るように変えようとしますが、それは大人の横暴で、子どもの本来持っている個性を壊してはいけないと気がつきました。
そう気づくと「よく泣く」も「ゆっくり」も大切なことのように思えてきました。」
この思いを何か形にして忘れないようにしたい、そう思ってこの絵本を作られたそうです。
講演の最後に、浜崎あゆみさんの「 How beautiful you are 」にのせて、お一人お一人に違った詩をプレゼントしました。
お渡しした詩が「かみさまからのおくりもの」のように、その方にピッタリと合った詩で、それが幸せな気づきにつながることを心より願っております。
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心が楽になる!親も子も幸せに成長していくヒントがいっぱい!
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