本当に良いお墓を提供するためには?(7)中国産墓石の品質・値段の差はどこで決まるのか?
長年にわたってご先祖を供養してきたお墓。そんなお墓も経年劣化は避けられません。定期的なメンテナンス、リフォームは必ず必要となってきます。
ひと口にリフォームといっても、お墓を再生させるような大改修と、附属品やちょっとした部分のお手入れまで、大小、幅広い工事があります。
供養の場としてふさわしいたたずまいに
古くから受け継がれてきたお墓は、ありがたいものであると同時に、愛着もあり、お守りしていく責任もありますね。
そもそも墓石は経年劣化に強い耐久性のあるものが使用されていますが、やはり、時の流れとともに、ひび割れ、欠け、ズレ、傾きなどが生じる場合があります。
地震や台風など災害に見舞われると、劣化も早まります。劣化が進むと、見た目が良くないばかりでなく、安全性にも問題が出てきます。
お墓は家族の心の拠り所ですので、それにふさわしいたたずまい、お参りに来て心がやすらぐ場所でありたいものです。
リフォームの種類
注文の多いお墓のリフォームには次のようなものがあります。
■墓石の隙間の補修
墓石の各部材接合部分に隙間が生じると、雨水が溜まり目地の部分からシミやカビが発生します。現在の主流となっている方法は、シリコン系のコーキング剤での補修です。
■墓石の傷やひび割れ
墓石の小さな傷などを放置していると劣化がひどくなり破損へとつながります。専用パテでの補修や、墓石の交換が必要です。
■墓石のズレ
地震や地盤沈下により、墓石がずれたり傾いたりしている場合、倒壊の恐れがあります。墓石の組み直しや、場合によっては地盤の土壌の改良が必要となります。
ほかにも、汚れを落とす、墓石を磨く、表面を削って文字を彫り直す、カロート(納骨室)の修繕や拡張、香炉や花立てなど付属品の修理、玉砂利の敷き詰めや増量、棹石だけを新しくする、などのリフォームがあります。
頻繁に訪れることがない場所ではありますが、定期的な点検やクリーニングを行うことによって、劣化を遅らせることができます。
石材店に相談して見積もりを
リフォームにかかる費用は区画面積、工事内容、立地や環境によって変わります。
比較的新しいものであれば、保証が付いているかもしれませんので、保証書を確認してみましょう。
最寄りの石材店といっしょに現場に出向き、リフォーム内容を提案してもらうのもいいかもしれません。
お墓を建てた石材店が不明な場合は、地元で評判の良い、信頼できる石材店を選び、小さな工事でも見積もり書をつくってもらいましょう。
独自技術による「防水構造を備えたお墓」と石材の保護に対応
なお、弊社では特許・商標登録出願済みの、カロート(納骨式)に水の入らない“防水構造を備えたお墓『信頼棺™』”(特許出願№2016-025944、商標登録出願№2016-064118)の取り扱いや、お墓の地震対策では「震度7」に対応した墓石用免震システム「安震はかもり®」を採用しています。(参照:https://www.youtube.com/watch?v=8z6OhtZR4_g&feature)
お墓に付着した鳥のフンや水アカ、コケ、サビなどについても、専用の溶剤と特殊技術を用いてクリーニングしています。市販の洗剤などで洗浄すると、墓石にキズが付いたり石材のツヤを奪ってしまったりする可能性がありますので注意してください。
洗浄後は、表面に吸水防止効果を期待できるコーティングを施し、汚れが付着するのを防いだり、カビやコケが発生するのをおさえたりします。
ご先祖様が眠るお墓、そして残された家族が故人を偲ぶ場所であるお墓を大切に守っていきたいものですね。
※特許出願墓石“防水構造を備えたお墓pat.p”「信頼棺™」について詳しくは以下までお問い合わせください。