成功する寺院永代供養墓の秘訣(10・最終話)住職やお寺のスタッフの人柄
(1)日本のお墓の歴史と現状
(2)現代社会におけるお墓の悩み
(3)永代供養墓とは?
(4)寺院永代供養墓、運営の実態。
(5)出入りの石材店に相談して大丈夫?
(6)お金をかけすぎていないか?
(7)消費者のニーズを考えているか?
〜上記のコラムからの続きです〜
永代供養墓を開設する際には、様々な規定を定める必要があります。
その一つに、申し込み者の宗教、宗旨・宗派をどうするかという問題です。
お寺の住職とすれば、やはり宗教家という立場から、
その宗旨・宗派の教義を多くの人に伝えたいといういう思いもあるでしょう。
しかし、消費者側とすれば、檀家でもない限りは、
宗教、宗旨・宗派に固執される方はそんなに多くはいないはずです。
これは、都市部に特に多く見られる傾向です。
永代供養墓の選択基準は宗教、宗旨・宗派といった部分よりも、
自宅から近いとか、交通の便が良いとかの他の部分の方が重要なのです。
気に入った永代供養墓を見つけたが、そこは真言宗のお寺で、
申し込むには、真言宗に宗旨替えをする必要があるとしたらどうでしょう?
日本人の多くは、宗教、宗旨・宗派にあまり固執しないとしても、
やはり、宗旨替えとなると抵抗感を覚える人が多いのではないでしょうか。
それが、仏教ではなく神道等であれば、なおさらのことです。
そうなると、消費者が受け入れやすい永代供養墓となれば、
やはり、「宗教、宗旨・宗派不問」というのがベストでしょう。
宗教、宗旨・宗派不問どころか、中には別のお寺の住職に、
納骨法要時の立ち会い・読経を許可している寛容なお寺もあります。
お寺の立場からすれば、「南無阿弥陀仏」や「南無妙法蓮華経」などの題目を、
永代供養墓のどこかの場所に彫刻されたいという考えは理解できるが、
広く消費者に利用してもらうことを考えれば、あまり宗教色がない方が好ましいのでは。
最終的に、どこを選択するのかは消費者なのです。
~つづく~
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