子どもがいないので通常のお墓は建てないが、亡き妻のお骨を神戸市営の合葬墓には入れたくない。
(1)日本のお墓の歴史と現状
(2)現代社会におけるお墓の悩み
(3)永代供養墓とは?
(4)寺院永代供養墓、運営の実態。
(5)出入りの石材店に相談して大丈夫?
(6)お金をかけすぎていないか?
〜上記のコラムからの続きです〜
コンビニが多くの需要があるからといって、
どこで開店しても成功するとは限りません。
実際に開店はしたが、採算が取れずに閉店した店舗も数多くあります。
十分なマーケティングリサーチを行っているコンビニ業界でも、
開店すれば絶対に成功すると約束できるものではないのです。
永代供養墓の運営にしても同様です。
少子高齢化、核家族化、跡継ぎの問題等で、
近年お墓を建てる人が減少しているからといって、
永代供養墓を建てればすべてが成功する訳ではありません。
むしろ、成功している永代供養墓を探す方が少ないくらいです。
これは、消費者のニーズを十分に調査せずに建立されていることが大きな原因です。
宗旨・宗派色の強い受け入れ態勢。
極端に奇抜なものや、逆に無機質なデザイン。
良くない立地条件をカバーできるほどの魅力が全体的にない。
システムと費用とのバランス。
などなど、成功しない理由は数多くあります。
多くの消費者はお墓が欲しくないから永代供養墓を求めるのではありません。
様々な理由で、お墓を建てることや将来に渡り維持することが困難なために、
永代供養墓という選択肢を選ぶに至ったということを考える必要があります。
もちろん、建立を請け負った石材店もそれなりに考えてつくったのでしょうが、
消費者に支持されなければ、お寺にとっては何の意味もありません。
先ずは、消費者の想いが反映された永代供養墓でなければ成功はあり得ません。
~つづく~
成功する永代供養墓の設計・施工・コンサルティングは第一石材へ