永代供養付き『夫婦供養墓』/神戸大倉山・楠寺「瑠璃光苑」
(1)日本のお墓の歴史と現状
(2)現代社会におけるお墓の悩み
〜上記のコラムからの続きです〜
お墓は様々な種類の墓地に建てられています。
それは、お寺の墓地、地域の共同墓地、公営・民営の霊園であったりと様々です。
しかし、いずれの墓地にお墓があったとしても、
そのお墓を継ぐ人がいなくなれば、無縁墓地となってしまいます。
また、多くの墓地の場合、管理費の未納等が一定期間の経過すると、
無縁墓地として法的に処理され、そこに建てられてある墓石の撤去はもちろんのこと、
埋葬されている遺骨も、無縁塚などの別の場所に移されることになります。
このような事態になることは、お墓の持ち主にとっても悲しいことでしょうが、
寺院等の管理者側にとっても、墓石の撤去費用の負担など大きな支出となります。
こうした世の中の移り変わりの中、お墓の跡継ぎがいなくても持ち主に代わって、
お寺や霊園が、無縁墓にならないよう未来永劫に渡り管理・供養をするという、
「永代管理・供養付き霊園」というスタイルの霊園が誕生しました。
この形態の霊園に建つお墓は、見た目は従来からのお墓と全く同じで、
現在、全国に展開されている永代供養墓と呼ばれるものとは異なります。
今日のような永代供養墓のスタイルが登場したのは、
1985年(昭和60年)頃からであると考えられています。
「永代供養墓」とは、跡継ぎの有無に関係なく、
寺院や霊園が永代に渡って、管理・供養を約束する、
集合住宅的な新しいスタイルのお墓といえるでしょう。
もちろん、生前に申し込むこともできますので、
お墓の承継問題に悩んでいる方々にとっては、
先祖の供養や、自分たちの終の棲家の問題が、
生きているあいだに解決できるという安心感にも繋がっています。
現在では、全国のあちらこちらに永代供養墓ができていますが、
永代供養墓のすべてが、運営に成功しているわけではありません。
むしろ、運営に成功していない永代供養墓の方が圧倒的に多いのです。
~つづく~
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