お正月料理「おせち」の由来⑤最終話
新しい年の初めといえば「初詣」。
昨年の御礼をし、新しい年の無事と平安を祈りに参拝します。
一年の計は元旦にありと言うとおり、
よい一年を迎えるため神社やお寺へお参りをされる方、
また、先祖のお墓参りに行かれる方などと様々でしょう。
そして、お正月といえば「おせち」。
今回は、お正月にしか食べない「おせち」の
由来についてご紹介していきたいと思います。
「おせち」という言葉はもともと「お節句」が変化したもので、
いわゆる五節句に神前にささげる節句料理の総称だったそうです。
一年で一番大切なお正月料理ということで
「お節」という言葉が残ったと言われています。
お正月におせち料理を食べるのは、
神様を迎えている間は物音をたてたり騒がしくせず、
台所で煮炊きをするのを慎むというところからきています。
【田作り(ごまめ)】
カタクチイワシに子どもを干したもの。
昔は田んぼに稲を植える際にコイワシを細かく刻み、
灰に混ぜて肥料として使っていました。
「今年も良いお米がとれますように!」
との願いを込めて、“田作り”と呼ばれています。
田植えの祝肴として田作りを食べ、五穀豊穣を願ったものなのです。
【数の子】
ニシンの卵。
ニシンのことを別名「カド」(アイヌ語語源とも)と言うので、
「カドの子」がなまって「数の子」になったと言われています。
「数の子」には、子供がたくさん生まれて、
代々栄えますようにという願いがあります。
正月などの祝儀膳に数の子が用いられるのは、
子孫繁栄に結び付けられた室町時代後期頃で、
江戸時代元禄期には庶民の間にも定着していたと言われています。
~つづく~
参考資料:L・i・f・a・n 24号(株式会社 日本ネットワークサービス発行)の
掲載内容を一部引用させていただきました。
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