お墓の引越し(改葬移転)④お墓の引越しの増加
~前のコラムからの続きです~
■お墓を守り次代へ託す
お墓というものを物理的に考えれば、
「故人の遺骨を収蔵した石の墓標」と言えるでしょう。
しかし、お墓というものは、この物理的なことよりも、
精紳的にはるかに大きな意味をもつものであります。
お墓に眠る者が父母であれ、ご先祖であれ、
お墓は非日常的な空間にあり、一年に何度かの墓参りを通じて対面します。
故人と生者とが実に良い関係と距離で接することのできる空間であります。
お墓は故人を供養する場ではありますが、
それよりも増して別れという悲しみをのりこえて、
故人と心で語り合える場であり、
生者にとっては大きな精紳的浄化作用を得る場所でもあります。
ゆえにお墓参りをすると、どこかさわやかな気持ちになるのでしょう。
このお墓を守り時代に承継するためには、
当代の者がしっかりとその姿勢を示す必要があります。
父母、兄弟といった関係は深いものがありますが、
祖父母と孫との関係は少し弱いものとなり、
さらに代を重ねると、それは言葉上の理解でしかありません。
そのことからも、家族そろっての墓参の意味は大きいといえます。
~つづく~
※参考文献:「霊園ガイド/仏事ガイド別冊」(株式会社六月書房発行)
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