お墓の形の移り変わり⑬最終話/これからのデザイン墓石

能島孝志

能島孝志

小さな墓所スペースを生かしたデザイン墓石/間口1.2m×奥行1.2m
現在も寺院の境内墓地においては、
従来からの和型墓石が大半をしめているが、
壇信徒関係が薄らいでいる中、
核家族化の傾向が強まるにつれ、
宗教的な関わりも希薄なものとなって、
墓所も公営や民営の霊園を求める動きが強くなっています。

墓所の形態が公園型霊園や、
ガーデニング霊園が主流となってくると、
霊園の雰囲気にマッチした建墓を考える人が多くなり、
おのずと洋型墓石の割合が増えてくるのは当然のことだといえます。

和型墓石であっても、
従来のものをアレンジして、
高さを抑えてみたり、
霊園の雰囲気に合った形が試みられています。

また、核家族化、少子化は、墓所の広さ、
墓石の大きさが小さくなる傾向を生んでおり、

今後は小形の墓石に対して、
美しいデザインといった意匠のものが
強く求められてくるようになるに違いありません。

長い歴史の中、墓石の形の変化には遅々たるものがありましたが、
自由な気風、石材供給の多様化、
石材加工技術の進歩といった今日の時代を迎えて、
今、新しい墓石文化が花開こうとしているといえるでしょう。

そして、この流れの中で、時代を反映し、普遍的な形、
美しいお墓が、次の時代へと継承されていくことでしょう。

/////////////////おわり/////////////////

※思いのこもる美しい墓(株式会社六月書房発行)参照

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