お墓の形の移り変わり⑨石材加工技術の発達と原石輸入

能島孝志

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カットオフマシンによる石材加工
霊園形式の墓所の普及と、お墓への意識の変化は、
お墓の形の変化を促し、お墓を建てる人の心や、
故人への思いを形に表現する動きとなって強く表れてきました。

この流れを支えるものとして、石材加工技術の発達と、
海外から輸入され始めた、多種多様な石材の存在があります。

石材の加工は、原石を石目に沿って割り、
表面を削り、砥石で磨き、
仕上げるという手作業によるもので、
複雑な加工は難しいものがありました。

なにより石材の加工には長い時間を必要としました。

昭和30年代に入ると、人造ダイヤが発明されて、
丸鋸の歯に人造ダイヤを使用することで、
木材同様に石を切るということが可能となりました。

また砥石の中に人造ダイヤを混入することで、
磨く作業がスピードアップするとともに、
細やかな加工も可能になりました。

このようにして、すべて手作業で製作していた墓石加工が、
大量に工場で生産されるようになったことで、相対的に価格も安くなり、
容易にお墓を建てることができるようになったともいえます。

また海外から輸入される原石は、日本にはない色調の石も多く、
お墓を建てるうえで、色調面でのバリエーションも増え、
そのことがよりお墓の形の変化を促進することにもなりました。

/////////////////つづく/////////////////

※思いのこもる美しい墓(株式会社六月書房発行)参照

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株式会社第一石材

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