お墓の形の移り変わり⑧霊園形式の墓地の誕生

能島孝志

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メモリアルパーク三木霊苑/神戸市営地下鉄・西神中央駅より車で約10分
従来からある公営霊園や寺院墓地では、
その建墓需要をまかなうことができないほどで、
戦後の新しい考え方をもつ多くの人は、
寺院との関わりを否定して、
自由度の高い公園型民営霊園に
その墓所を求めるようになりました。

一方、こうした建墓需要に応えるように、
昭和30年代後半からは、続々と民営霊園の開設が始まりました。

また国の方針としても「墓地計画標準」を作成し、
地方自治体が造成する霊園に対して
補助金を拠出する制度を設けたこともあって、
地方自治体による公営霊園の開設も全国的な広がりを見せました。

このように霊園形式の墓所の誕生が相次ぐようになると、
お墓の形においても、より自由な形態のものが
見られるようになってきました。

何より、新民法下で核家族化の進むなかでは、
一族のお墓という意識から、一家のお墓へと変化し、
いわゆる分家初代のお墓ということから、
お墓の持つ意味合いが軽いものとなりました。

お墓のあり方、形の変化に対する抵抗がなくなり、
より変化が容易なものとなったのも、
戦後の時代の象徴といえるでしょう。

/////////////////つづく/////////////////

※思いのこもる美しい墓(株式会社六月書房発行)参照

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