お墓の形の移り変わり⑤大正デモクラシーの中での変化

能島孝志

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多摩霊園(多摩墓地)のシンボル塔
近代化、富国強兵を目指し
猛進した明治時代が終わって、
大正時代になると、
一部の限られた人々といえども、
欧米との人的交流も深まり、
文化、芸術といった面でも
大きな影響を受けることになります。

こうした人的交流の中、
今日の洋型墓石の原型である
横型墓石が出現してくることになります。

これらの洋型墓石は、
貿易商などとして来日していた欧米人の死によって、
母国の様式に従ってお墓を建てたり、
欧米を訪ねた日本人が、
その国のお墓を模して
建墓するといったことから始まった。

自由民権思想の中での大正デモクラシーは、
お墓の世界にも自由な雰囲気を生むことになります。

このような中、大正12年に
東京・府中に日本初の西欧の霊園を模した、
大規模な公園型霊園である多摩墓地(多磨霊園)が開園します。

多磨墓地は総面積128万平方メートルもあり、
天然林や原野を利用した広大なもので、
遠路幅も10メートル〜18メートルと
ゆったりとした設計になっています。

//////////////////つづく/////////////////

※思いのこもる美しい墓(株式会社六月書房発行)参照

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