お墓の形の移り変わり④神道の墓石

能島孝志

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9寸神道型2重台墓石
明治5年に新政府が東京に開園させた
青山霊園、雑司ヶ谷墓地、染井墓地は、
旧来の寺院墓地に比べ規模の大きなもので、
広々とした敷地に整然と区画された墓域は、
今日の霊園の形態に通じるものがあるが、
お墓は保守的な傾向が強く、
墓所形態が霊園風のものになったといえども、
青山霊園、雑司ヶ谷墓地、染井墓地の情景を今日に見ても、
寺院墓地としての雰囲気を色濃く感じさせるものがあります。

当時の古いお墓を見ると、
仏教徒のお墓と神道のお墓は若干その形に変化がある
(神道型の墓石は棹石が細長く、頂頭部が四角錐の形をしている)ものの、
三段の和型墓石の形を踏襲していることは明らかであります。

こうした新しい墓地のあり方、
仏教・神道のお墓の形の混在が、
現在のデザイン墓石への胎動期と見ることができます。

//////////////////つづく/////////////////

※思いのこもる美しい墓(株式会社六月書房発行)参照

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