「家紋について」最終話④墓石を飾る家紋

能島孝志

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武家の誇りでもあった家紋も、
元禄時代中期になると一般庶民の使用が自由になり、
形も装飾的な面が強調されるようになりました。

そしてその用途も衣服だけに限らず
広範囲に拡大してゆきましたが、
その中でも家の印として現在でも
根強く受け継がれているものに墓石の家紋があります。「

○○家之墓」という墓標は、
墓地へ行くとよく見られるものです。

最近では個人墓などもありますが、
元来お墓は「家」という意識が非常に強いもので、
墓石に家紋を彫り込むことが多いようです。

墓石のどこに彫るかは自由で、
様々なものが見られます。

棹石に彫られているもの、
上台、水鉢、左右の花立などが主な彫刻場所です。

多いものでは、一つのお墓に三か所という例もあります。

また、この習慣はニューデザイン墓石が増えてきている現在でも、
ごく自然に受け継がれています。

水鉢と花立に家紋を彫ることが多い様ですが、
外柵の門柱に彫ることもあります。

※写真は2008年度「墓石大賞」“大賞”受賞作品『半田家墓碑』
http://www.daiichisekizai.com/design/cat_cat152/08/

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