【神戸市立墓園】2024年(令和6年)秋のお彼岸時期墓参のお知らせ
【教えと歴史】
キリスト教は、現在のイスラエルに
西暦紀元前後に生まれたイエス・キリストを神の子としています。
父なる唯一の神、神の子、聖霊は三位一体とされ、
その教えの根本は、イエス・キリストによる人間の罪の償いと、
これに基づく救済(愛)が説かれています。
聖典として、旧約聖書と新約聖書がありますが、
モーゼ五書(創世記、出エジプト記など)を代表とする旧約聖書は、
イスラエルの民を媒介として神が救済を約束したという
ユダヤ教の経典であり、新約聖書はキリスト教特有のもので、
神がキリストを通して救済を約束したとするものです。
ただし、旧約聖書もキリストを準備する書として、
後のキリスト教会によって経典に加えられました。
キリストの教えは弟子たちによって広まり、
3世紀初めにはローマ皇帝によって公認され、
やがて国教として定められます。
その後、ローマ帝国の東西分裂に伴い、
東方正教会とカトリック教会に分かれ、
ゲルマン民族と提携した
カトリック(西方)教会が発展してゆきます。
しかしそのカトリック教会も、
聖地エルサレム奪回を目的とした
11〜13世紀にかけての十字軍の遠征に失敗し、
司祭の堕落や教会の退廃などから、
権威は次第に失墜してゆくこととなり、
16世紀にはドイツのルターや
スイスのカルヴァンらによる宗教改革の波にさらされます。
こうして、教会の権威を尊重するカトリック(旧教)に対し、
聖書を中心とした個人の信仰を強調する
プロテスタント(新教)が台頭し、
西方教会は今日に至るまで、
この二分された状態で歩むことになります。
霊園ガイド(六月書房発行)より
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