【神戸市立墓園】2024年(令和6年)秋のお彼岸時期墓参のお知らせ
【日蓮宗の教え】
法華経では、この世に現れた釈尊は仮の姿であり、
真実の姿は大昔から成仏している不滅の仏である(久遠実成)とされ、
仏に寄せて人間の生命の不滅が説かれています。
日蓮宗はこの法華経(妙法蓮華経の略)をよりどころとしており、
法華宗とも称されていたのはそのためです。
法華経は、既に最澄によって伝えられていましたが、
密教や禅をも取り入れた総合仏教としての天台宗が、
深遠な哲理を追求する学問仏教に偏る傾向があるのに対し、
日蓮宗は、「南無妙法蓮華経」という題目を唱え、
それを受持すれば功徳があるという教えです。
日蓮は「教」「機」「時」「国」「序」という5つの面から、
法華経こそが我々を救うことを示し、8万4千といわれる経典の中で、
これこそ末法の世の人々を救済する予言書であるとしました。
また、本門と呼ばれる法華経の後半を、
「本門の本尊」「本門の題目」「本門の戒壇」
という三大秘宝として説き、
題目を唱える重要性を打ち出しています。
日蓮によれば、名は体を表すというように、
妙法蓮華経という題目には法華経の奥深い教えが集約されており、
逆に言えばその題目を解釈して6万9364字の法華経があるわけです。
題目は法華経を内包しているのであって、この題目を唱えれば、
わたしたちと仏とは心が交流するのであり(感応道交)、
この身が、そのまま仏になる、そう日蓮聖人は説いているのです。
霊園ガイド(六月書房発行)より
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