宗教豆知識『仏教』⑦臨済宗

能島孝志

能島孝志


【臨済宗の歴史】

広義の禅宗とは、座禅を行うことによって
仏の悟りの境地を実現しようとする教派のことです。

臨済宗と曹洞宗がその代表ですが、
正確に言えば「禅宗」という宗派が存在する訳ではありません。

6世紀前半に達磨が中国に伝え、
中国および日本の禅宗の始祖となりました。

日本に禅宗が伝来したのは鎌倉時代のことです。
天台宗を学んでいた栄西は、
宋に渡った際に禅と出会い、
日本に帰朝後、九州に報恩寺や聖福寺を開きました。

現在では14の本山を持ち、臨済宗14派と呼ばれますが、
これらは法系の上では一筋に帰するものであり、
対立的な意味はありません。

【臨済宗の教え】

臨済宗では、寺院建立の際の様々な縁に応じて、
釈尊をはじめ、阿弥陀如来、薬師如来、観世音菩薩などが
本尊としてまつられていますが、
座禅を行うことが仏の悟りに通じるという考え方から、
本尊は一定していません。

仏心を持って宗とし、無門をもって法門としているため、
本尊にも経典にも制約がないということが、
逆に臨済宗の大きな特色になっています。

霊園ガイド(六月書房発行)より

神戸の墓地・墓石のことなら第一石材へ
http://www.daiichisekizai.com

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

能島孝志
専門家

能島孝志(1級お墓ディレクター)

株式会社第一石材

「お墓はどこで建てても同じ!値段もたいして変わらないだろう?」なんて思っていませんか?建ててからでは手遅れです。一般消費者には分かりにくい、お墓の悩みを「1級お墓ディレクター」の能島孝志がズバリ解決!

能島孝志プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

能島孝志プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼