【神戸市立墓園】2024年(令和6年)秋のお彼岸時期墓参のお知らせ
大乗仏教が日本に伝えられたのは、
インド・ネパールから中国・朝鮮を経由してですが、
日本への最初の仏教伝来の記録は『日本書紀』にあり、
522年、百済(現在の朝鮮)の聖明王から
欽明天皇に仏像と経倫が贈られたことに始まるとされています。
ただし、後世に残されたこうした記録以前に、
仏教が伝えられていたことも充分に考えられます。
その当時の仏教は、国を鎮め、
国を護るために祈願するものとして、
朝廷から手厚い保護を受けて隆盛をみました。
平安時代になると密教が入ってくるに至り、
日本古来の山岳信仰と結び付いたりもしました。
最澄(伝教大師)が比叡山に天台宗を開き、
空海(弘法大師)は高野山に真言宗を興しましたが、
これらは当時の人々が仏教を学ぶ場ともなり、
後に浄土宗を開く法然も比叡山で天台宗を学ぶなど、
やがて時を経るにつれ、この天台宗から
様々な宗派が生まれることとなります。
鎌倉時代は日本仏教史上でも花開く時期となり、
先に挙げた法然のほか、浄土真宗の親鸞、日蓮宗の日蓮、
禅宗である臨済宗と曹洞宗をそれぞれ広めた栄西と道元らの
優れた仏教者たちが登場しました。
特に禅宗は武士階級の支持を集めたことから、
単に宗教的側面に止まらず、文化的にも大いに栄えました。
鎌倉時代において、仏教はようやく一般民衆に浸透していったのです。
以後、時代の移り変わりと共に様々な変遷を経ながら、
日常の習慣や風俗と結びつき、日本の仏教は今日に至っています。
霊園ガイド(六月書房発行)より
神戸の墓地・墓石のことなら第一石材へ
http://www.daiichisekizai.com