【神戸市立墓園】2024年(令和6年)秋のお彼岸時期墓参のお知らせ
【仏教の起源】
仏教とは、「人間が仏になる」というブッダの教えのことです。
ブッダとは「真実を悟った者」という意味で、
幼名はゴータマ・シッダールタと言います。
ゴータマ・シッダールタは、紀元前5世紀頃(諸説あり)に、
シャカ族の王子として現在のネパール南部に生まれました。
日本では「釈迦」という呼び名が一般的になっていますが、
それは出身部族のシャカ族の聖者という意味で、
釈尊(釈迦牟尼)とも呼ばれています。
釈尊は19歳で結婚し、子供ももうけましたが、
生まれてすぐに母を亡くすなどし、人生に思い悩むことも多く、
29歳で出家して修行者となりました。
35歳の時に(諸説あり)ブッダガヤの菩提樹の下で瞑想に入り、
悟りを開いてブッダとなりました。
以後、遍歴行脚を重ねながら教えを説き、80歳で入滅しました。
釈尊が入滅してから、100年経過すると、
教団は保守派(上座部)と改革派(大衆部)に分裂してしまいました。
改革派が大乗仏教と呼ばれるのに対して、
保守派は小乗仏教と呼ばれることもありますが、
その呼び名は相手をさげすんだ大乗側からのものであり、
今日では上座仏教と呼ぶのが一般的になっているようです。
上座仏教は出家信者を中心としたもので、
戒律を重んじ、もっぱら修行と禁欲によって
自己の悟りを追求する立場をとるもので、
現在のスリランカ・ミャンマー・タイなど、
主に南方に伝わったことから南伝仏教とも言います。
一方の在家信者を中心とした大乗仏教は、
空の立場から縁起を説き、
大衆の救いを第一と考える菩薩の思想を強調するもので、
現在のモンゴル・中国・朝鮮半島・日本などに伝わったことから
北伝仏教とも呼ばれています。
霊園ガイド(六月書房発行)より
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