【神戸市立墓園】2024年(令和6年)秋のお彼岸時期墓参のお知らせ
~前のコラムからの続きです~
石は自然の大地から採掘されるもの。
したがって、美しい石目の部分、
またそうでない部分を含め様々な部分があります。
採掘された石のすべてが
製品として使用出来るものではありません。
キズや色むらなどがある部分を除いていくと、
全体の1割以下しか使えない石もあります。
これは、宝石と少し似たところがあります。
では、もし採掘された石の大部分が
製品として使えたならばどうでしょう?
…品質の良し悪しは別として、
安い値段で提供できることになりますよね。
そのため、中国における墓石の製作においては、
薬品処理、熱処理、着色など、あらゆる方法で
本来ならば使えないような石にも“ごまかしの加工”を施し
製品化されているケースも少なくありません。
ただ、墓石業界には、建築基準法や
食品衛生法のような規定法律がないため、
現行では処分の対象にはなりません。
そもそも、何のために日本で採掘された石を
運搬費用をかけてまでわざわざ中国に送り、
造る必要があるのかを考えてみてください。
墓石の加工・製作に関しては、
日本より中国の方が技術レベルが上なのでしょうか?
いいえ、目的はやはりコストダウンです。
日本の社会は、今や食品・衣類・日用品、
何をとっても中国製品抜きでは語れません。
これには、資源や人材、コストの問題を含め
社会全体がより安い品物を求める傾向にあることも
理由の一つに挙げられます。
墓石に関しても例外ではありません。
しかし、だからといって、“ごまかし”があっていいわけではありません。
~つづく~
神戸の墓地・墓石のことなら第一石材へ
http://www.daiichisekizai.com/