神話の中の「他界」①

能島孝志

能島孝志


『古事記』、『日本書記』、『風土記』、『万葉集』、『祝詞(のりと)』
などに出てくる神話的な「他界」、つまり「あの世」についてみてみます。

他界とは、現実の世界の「この世」「現世」とまったく異なる
非日常的な理想郷や聖なる「あの世」「来世」「前世」のことで、
神や魂(霊魂)とも深く関わっています。

しかし日本の他界は、この世と断絶したはるか遠くの別世界ではありません。
注連縄(しめなわ)を張り、気持ちを変えることで簡単に「他界」をつくることもでき、
この世と往き来できる世界と考えられています。
これはお墓にも通じる重要な特徴です。

神話には「高天原(たかまがはら)」、「常世国(とこよのくに)・妣(はは)が国」、
「黄泉(よみ)の国」、「根の国・妣が国」、「神奈備山(かんなびのやま)」、
「日の若宮」、「海宮(わたつみ・竜宮城)」など複数の他界が出てきます。

                     ~つづく~  

※日本人のお墓(小畠宏允著・日本石材産業協会発行)より

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