【神戸市立墓園】2024年(令和6年)秋のお彼岸時期墓参のお知らせ
~前のコラムからの続きです~
■禊祓(みそぎはらい)と死穢(しえ)
イザナギは「なんと穢(きたな)い国へ行っていたのか。
身体の禊(みそ)ぎをしなくては」といって、
筑紫・日向(ひむか)の阿波岐原(不明・あわきはら)に到り、
禊(みそ)ぎと祓(はら)いをしました。
そのとき身に着けたものを
脱ぎ捨てるたびに十二の神々が出来ました。
また中くらいの流れの瀬にもぐって身体をすすいだとき、
穢繁国(けがらわしきくに=黄泉の国)で触れた汚垢(けがれ)から、
渦々(まがまが)しく、よごれた二つの神が出来ました。
それで、そのまがまがしさを直す二神
「神直毘神(かむなほびのかみ)・大直毘神(おおなほびのかみ)」が出来ました。
また水底にもぐって身を清めたときに
海(わたつみ)の神・航海の神たちが出来ましたが、
海の神々は安曇連(あずみのむらじ)が先祖神として奉拝し、
航海の神々は墨の江(すみのえ・大阪住之江「住吉神社」)の三神です。
それからイザナギが左の目を洗ったとき天照大神(あまてらすおおみかみ)が、
右の目を洗ったとき月読命(つくよみのみこと)が、
鼻を洗ったときにスサノヲの命(建速須佐之男命・たけはやすさのをのみこと)があらわれました。
~つづく~
※日本人のお墓(小畠宏允著・日本石材産業協会発行)より
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