火の神を殺害「神話から見る日本の原点⑤」 

能島孝志

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~前のコラムからの続きです~

■火の神を殺害

イザナギは「いとしい妻が、
子供一人と引き替えになるとは」と悲しみ、
妻の枕元に腹ばい、亡き伏したとき、
涙から現れたのは泣き女の神でした。

そして亡きイザナミの神を
出雲(島根県)と伯耆(ほうき・鳥取県)の国境にある
比婆山(ひばやま)に丁重に埋葬しました。

それからイザナギは、腰の長剣を抜いて
火の神の首を斬りはねました。

そのとき剣先の血が神聖な岩に飛び散り、
石を切り裂く鋭い剣の神と、
根を切り裂く鋭い剣の神、石筒の神が現れ、
剣の根元の血からは溶鉱(ようこう)の甕(かめ)と
樋(とい)の神、雷(いかづち)の火花の神など、
製鉄に関する神々が現れ、
殺された火の神の頭・胸・腹・陰(ほと)・両手・両足からは
山・森などの神々が現れました。

                     ~つづく~  

※日本人のお墓(小畠宏允著・日本石材産業協会発行)より

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