◆暮らしの中の仏教用語◆  2. 「挨拶」

能島孝志

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挨拶という言葉は、誰でもが知っていますが、
それぞれの漢字の意味はあまり知られていません。

「挨」は、押す、「拶」は迫るという意味の漢字なのですが、
日常単独でつかうことはまずありません。

挨拶という言葉は、もともと仏教語で禅の用語でした。
仏教語での挨拶の意味は、
前にあるものを押しのけて進み出ることをいい、
禅家では、「一挨一拶(いちあいいちさつ)」といって、
門下の僧に押し問答して、その悟りの深浅を試すことだったのです。

そこから転じて、人との出会いや別れる時などに取り交わす、
儀礼的な動作や親愛の言葉を表わすようになりました。

出会った相手に対して、敬意や感謝の気持ちを表わすこと、
またその動作や言葉を挨拶というわけです。

日常生活における挨拶という行為の社会における意味合いは、
少なくとも相手に対して敵意や害意を持っていませんよ、
ということを表しているのかもわかりません。

「こんばんは」と言って、ブスッと刺すのは
「必殺仕事人」の中村主水くらいでしょう。(笑)

仕事でも、家庭でも、挨拶は基本。
かといって、気も心もこもっていない「おはよう」「ありがとう」もよく耳にします。

言葉が変われば心が変わる、
心が変われば行動が変わる、
行動が変われば結果が変わる。

せめて挨拶くらいは、相手を見て、
はっきりと、丁寧に、心をこめてしたいものです。

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