『ありがとう』の一言で、救われる苦労がある
親の介護で、家族との関係で、苦しくなったことはありませんか?
先日、ヘルパーさんが来る予定の日でした。
認知症の義母は予定を忘れて出かけてしまい、私は探し回ることになりました。
こうしたことは珍しくありません。
認知症なのだから仕方ない。
頭ではわかっています。
携帯電話に何度も連絡し、やっとつながった義母に帰宅を促し、ヘルパーさんやケアマネジャーさんへの連絡も行いました。
その日の昼休みは、あっという間になくなってしまいました。
正直、疲れました。
でも、私がつらかったのは、その出来事そのものではありません。
本当は、「ごめんね」の一言が欲しかったのです。
介護をしていると、親に腹が立つことがあります。
兄弟姉妹との温度差にモヤモヤすることもあります。
夫婦で意見がぶつかることもあります。
介護でつらいのは、介護そのものだけではないのかもしれません。
家族だからこそ期待してしまう。
家族だからこそわかってほしい。
そして、家族だからこそ感情がぶつかってしまうのだと思います。
私は最近、改めて感じています。
親しい仲だからこそ、「ありがとう」や「ごめんね」は言葉にして伝えることが大切だと。
言わなくてもわかるだろう。
家族だから当然だろう。
そう思っていても、言葉があるのとないのとでは大違いです。
そしてもう一つ。
介護は一人で抱え込まないことも大切です。
ケアマネジャーさん、ヘルパーさん、地域包括支援センター。
時には家族以外の力を借りることも必要です。
他人の力を借りることは、決して手抜きではありません。
むしろ、大切な家族を嫌いにならないための工夫だと思うのです。
私は、義母を嫌いになりたいわけではありません。
家族を嫌いになりたいわけでもありません。
ずっと良い関係でいたいのです。
だからこそ、感謝や謝罪は言葉で伝えること。
そして、一人で抱え込まないこと。
介護を続ける中で、そんなことを改めて感じた一日でした。


