義実家だから、強く言えない片付け問題
「将来がなんとなく不安」
最近、同世代の友人からそんな話を聞くことが増えました。
不思議なのは、
お金が全くないわけではない方でも、不安を抱えていることです。
「何が不安なの?」と聞かれても、
上手く説明出来ない。
老後のこと。
相続のこと。
もしもの時のこと。
考え始めると、漠然と不安になる。
実は、私自身も同じでした。
主人も60歳が近づき、
老後や相続について、一人で色々考えるようになりました。
FP資格を持っているからこそ、
見えてしまう問題もあります。
でも、その話を夫婦でしようとしても、
簡単には進みませんでした。
我が家の場合、
相続税はどれくらいかかるのか。
そのために出来る対策は何か。
生命保険の見直しや、
不動産の評価額、
遺族年金が実際どれくらいになるのかなど、
一つひとつ調べていきました。
実際に調べ始めると、
「なんとなく不安」の正体が少しずつ見えてきました。
でも、それは簡単なことではありませんでした。
預貯金は足せば分かります。
けれど、不動産の評価額は単純ではありません。
遺族年金も、
「今の年金の3/4くらいかな」と思っていても、
実際に調べると違っていたりします。
さらに、そこから介護保険料なども引かれます。
年金をいつから受け取るのか。
繰り上げるのか、繰り下げるのか。
考え始めると、
次から次へと不安が出てきます。
でも、キャッシュフロー表を作り、
数値化して“見える化”していくと、
少しずつ安心出来るようになりました。
100歳まで生きると仮定して、
支出は多めに。
収入は少なめに。
そうやって現実的に考えると、
「あといくら必要なのか」が見えてきます。
足りない額が分かれば、
あとは貯めていけばいい。
逆に、
分からないまま過ごすことが、
一番不安なのかもしれません。
ただ、
その“見える化”をどうしたらいいのか分からず、
悩んでいる方も多いと思います。
そして、
今すぐの問題ではないからと、
つい先送りにしてしまう。
でも、
その「いつか」は、
明日かもしれないんですよね。
友人も、
「それをちゃんと聞きたかった」と話してくれました。
本当は、
知らないことが不安なんです。
でも、
家族だからこそ話しづらい。
強く言われる。
聞いてもらえない。
揉めたくない。
だから、余計に不安が募っていく。
実家片付けの現場でも、
「物」の問題というより、
家族で話し合えないことが根っこにあると感じることがあります。
片付けも、
相続も、
老後も。
本当は、
“物”や“お金”だけの問題ではなく、
家族で話せるかどうかなのかもしれません。


