お母さんに読んでほしい。上野千鶴子先生の東大祝辞。
「高校での三者面談で、全く意中にない遠方の国公立大学を勧められました。納得がいきません。」
これは、昨年の塾生のお母さんから受けたご相談でした。
このシリーズでは、大学受験を控えるお子様をお持ちのお母さん(お父さんをはじめとする、ご家族の皆さんにも是非)に向けて、最新の大学受験で、知っておくべき大事なことをまとめていきます。
高校に「浪人はさせない」「国公立進学にこだわる」と伝えていませんか?
自宅から通える範囲の国公立大学への合格が厳しい場合、受験対象校の再選定は必要です。アナタとアナタのお子さんは,事前に高校側に、「私立はお金が高いので国公立に・・・」と、進路希望を伝えていませんか?
考え方を変えてみましょう。アナタの自宅から通える範囲に、国公立大学はいくつありますか??関東や関西の都市部でない限り、その数は片手で収まる程しかないはずです。しかも、その半数は「○○工業大学」「○○医科大学」「○○看護大学」など、小規模の単立専門大学で、進学の対象にならないのではないでしょうか??
そもそも、なぜ浪人はダメ?国立大学進学にこだわるか?
高校卒業後の大前提として「ウチは、浪人はさせません」「どうしても国公立に進学させたい」と考えている、お母さんにもう一度伺います。そもそも、なぜ「浪人はダメ」で「国立大学進学にこだわる」のでしょうか??
●学費が安いから。
以外の具体的な、進学理由がありますか??
私立大学に通うことと比較すれば、国公立大学は学費が安い事はご承知のことだと思います。しかし、遠方の国公立大学へ通うデメリットを理解しているでしょうか。
●仕送りなど一人暮らしにかかる金額
●引っ越し・帰省の手間
●卒業後、地元に戻って就職はできるか
これらを検討すれば、地元の中堅私立大学の方が有利です。一般には、国立大学よりも私立大学の方が、就職へのサポートが手厚い利点があります。とくに、産学連携をしている工学部などは、地元の企業とのしっかりしたパイプがあり、就職には圧倒的に強い利点があります。
進学先調べが甘い!!お母さんも大学を見に行くべき!!
この記事を読んでいる、お母さんに。ところで、アナタのお子さんを入学させたい大学が、どんな大学かご存じですか??
場所がどこにあって、どんな学部と学科があって、どんな研究をしていて、どんな就職実績があるか。知っていることを整理してみて下さい。その上で、試験方式や合格難易度を把握していますか??
お母さん自身も、アナタのお子さんと一緒に、進学先の研究をしてみて下さい。私立大学の中にもっとベターな進学先が見つかることも多いです。また、日本国内に数例しかないような専門分野を扱う大学であれば、どんな遠方であっても、進学する価値を見いだして、合格させることを考えるべきかもしれません。
是非、大学受験ストラテジスト 加藤 哲也 にご相談下さい。
【オンライン進路相談】アナタが志望校に合格するための「合格ストラテジー」立案します!
https://coubic.com/kikyokai/364657
【お母さんのための大学受験コラム】シリーズ
#1大学受験は全部子ども任せ。でも、それでいいのかな?と思ったら。
http://mbp-japan.com/gifu/kikyokai/column/1922/
#2高校の懇談で先生に言われるままに、受験校を決めようとしてます。いいのかな??
http://mbp-japan.com/gifu/kikyokai/column/1925/
#3 なぜ、高校の面談で、やたらと国公立大学を勧められるのか。
http://mbp-japan.com/gifu/kikyokai/column/1960/