高3生が12月にやるべきこと、やってはいけないこと
出願大学を決めたら、全受験大学の過去問を手元に揃えることは極めて重要です。一般受験でも、推薦入試でも、過去問を複数年分用意することは合格確率を大きく引き上げるためには、絶対必要な努力です。
もし、アナタが、まだ過去問を入手していないのであれば、以下の記事を読んでから、直ちに過去問の入手を始めましょう。
「赤本」「オープンキャンパス」「ネット」で殆どの過去問は手に入る
過去問を最も簡単な入手方法は、赤本を購入することです。また、私立大学のオープンキャンパスでは、1年分の過去問を配布していたり、最新版の赤本をもらえる場合もあります。また、ここ近年は、大学受験パスナビの過去問ダウンロードサービスや、東進の過去問データベースなど、ネットを通じて、手軽にダウンロード・印刷して利用することも可能です。
しかし、一部の大学では、過去問が赤本として出版されていない場合や、入試問題の一部がカットされている場合もあります。それでも、日本全国の大学入試問題が、すべて網羅されているわけではありません。とくに、AO入試・推薦入試の過去問を複数年入手することはかなり難しいことです。
高校の先輩と進路指導室を頼れ!!
過去問を入手する方法の一つに「前年に同じ入試を受けた先輩から過去問をもらう」が有ります。特に、指定校推薦のように、アナタの高校から、毎年一定数の受験者がいるようなら、高校の進路指導の担当の先生たちは、受験者や合格者から、面接試験の内容や、小論文試験の問題を聞き取って、記録に残しているはずです。
ぜひ、高校から試験内容の傾向と対策を教えてもらうようにしましょう。
中古古書店・ヤフオク・メルカリ 何でも使って過去問を探す!
オープンキャンパスでもらえる1年分の過去問だけでは、正直心もとないです。また、赤本に掲載されている問題も、2年分または3年分だけです。できれば、赤本のバックナンバーを入手して、過去問を十分に解くことは他の受験生との差別化ができます。前項と同様に、先輩から、お古をもらったり、学校の進路指導室の蔵書を借りたりすれば、意外と入手は易しいかもしれません。
今年度発売される赤本は「2017」と書いてあります。掲載年数を確認して、中古で「2015」または「2014」の赤本を入手しましょう。
次回のコラムでは、入手が困難な過去問を入手できる方法をまとめてみます。