#5 中学のとき、勉強しなくても中間テストはできた。でも・・・。
岐阜県大垣市内の各高校はでは、5月末に前期中間テストを控える、テストの直前期に入りました。
そろそろテストに向けて、4月からの学習内容の復習を始めましょう。テスト対策に向けた復習は、早くから取り組んだほうが、テストの結果が良くなります。
集合や順列・組合せは、典型的文章題問題
高1数学Aの集合や順列・組合せは、小・中学時の算数・数学で言えば、最も優しい文章題。文章を読んで、ストーリーを図解できれば、特定すべき事象を数え上げることができます。複雑な計算をする必要が無い問題もあります。
これを見ている高1生のアナタ!!自分の数学Aのノートを見返してください。ベン図は大きくとってますか??順列の特定に、絵や図すら書かずに、適当な数字の掛け算だけを書いていませんか??
まずは、自分の解答に誰にでもわかるような、図と説明書きを付けるように改善してみてください。
教科書だけでは足りない!経験値を積み上げることに徹する。
例年、当塾でお預かりする塾生の中には、「解き方がわからない」といって、すごく苦しむ生徒が出てきます。はっきり言いますが、問題演習の経験不足です。
数学Iで扱う、展開・因数分解や、2次関数の簡単な演算は、ある程度の演算トレーニングを積んで、正確な数値演算ができる力が必要になります。一方で、数学Aでは「この問題は、この解法で進める」と言った、パターン慣れが必要です。
学校の教科書に乗っている例題・類題程度では、パターン演習が少なすぎます。4stepや4プロセスのような傍用問題集でも掲載されている問題パターンが少なすぎます。
中間テストの数学Aの範囲がすごく広いと苦しむ人がいるかもしれませんが「全く逆」です。この程度では、遭遇している問題数が少なすぎて、テストに対応できるレベルに達していないのです。
自分の持っていない発想と解答センスは、他人から仕入れること
自分の頭のなかにない発想は、どれだけじっくり考えても、出てこない場合があります。そんな時は、自分の持っていない発想を他人から教えてもらい、仕入れてくることも極めて大事です。問題集や教科書の解説が荒くて、発想が読み取れない場合は、学校や塾の先生と一緒に、解答に至った経緯を図解して検証してみましょう。
また、順列・組み合わせには「答えを導くための解法がいくつも存在する」問題がいくつも出てきます。真面目に全部数え上げても良く、全事象から、ダメパターンを除いてもよい。また、全く別の視点から場合分けをしても良いかもしれません。
まずは、他人のお手本を見習って真似をしてみる。 その上で、テストまでに、自分の中に出来る限り多くの「パターン貯金」をしていきましょう。
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