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コラム
糖尿病でも卵摂取は安全?
2018年5月17日
糖尿病でも卵摂取は安全?
今日は。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今日は‘糖尿病でも卵摂取は安全?’という報告です。
一部の国ではガイドラインで2型糖尿病(T2D)患者に卵の消費を控えるよう推奨しているが、新しい研究結果は、場合によっては現在の推奨量よりも多くの卵を安全に消費できることを示唆する。最近の試験の一環として、糖尿病前症またはT2Dのある被験者128人が卵を多く食べる(週12個)または卵をあまり食べない(週2個以下)食事による体重維持を目指したところ、3カ月後に特定された心血管リスクのマーカーに差はなかった。
この最新研究のため、同じ被験者が、卵を多く食べる食事またはあまり食べない食事を続けつつ、さらに3カ月間の減量食に取り組み、その後6カ月間の追跡調査を受けた。研究の合計期間は12カ月間であった。減量は二群で同程度であり、どの段階でも両群に心血管リスクマーカーの有害な変化は認められなかった。「前糖尿病性や2型糖尿病の患者の安全な卵消費量に関してはアドバイスが分かれているものの、今回の研究は、健康的な食事の一部であれば卵の消費を控える必要はないことを示しています」と同研究者は述べている。
以前から卵は物価の優等生とも言われ、低価格で値段の変動が少なく、栄養価も高いため重宝されて来た食材です。でも、少し前まではコレステロール値も高い食材として一部では敬遠されている傾向もありました。ただ、近年栄養学的な考え方がだいぶ変化して来ており、今回の様な卵悪者論は影を潜めつつある様です。ただ、何に関しても食べ過ぎは良くありませんから適量の摂取を心がけなければならないのは言うまでもありません。
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