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コラム

世界のがんの6%は糖尿病と肥満が原因?

医療コラム

2018年1月12日

世界のがんの6%は糖尿病と肥満が原因?

こんにちは。今日はブログのアップが遅れてしまいすいませんでした。今日は‘世界のがんの6%は糖尿病と肥満が原因?’というお話です。
 糖尿病や肥満とがんの関連に注目が集まる中、世界のがんの6%は糖尿病と肥満が原因であるとする研究が発表された。

注目されるがんリスクとしての肥満・糖尿病
 肥満により、大腸、食道、子宮内膜、膵臓、腎臓、乳房(閉経後)、肝臓などさまざまな部位のがんのリスクが増大することはよく知られている。さらに、近年、糖尿病とがん罹患の関連も明らかとなり、糖尿病は大腸、肝臓、膵臓、乳房、子宮内膜、膀胱などのがんのリスクを増加させることが示されている。
 本研究の結果、世界全体では、新規がん発症の5.6%が肥満と糖尿病に起因すると推定された。両者と関連の深いがんについて見ると、肝がん(男性)では23.3%、子宮内膜がんでは38.4%と高値を示し、2035年にはそれぞれ34.3%、47.9%にまで上昇するという。これらのがんを予防するためには、肥満・糖尿病への対策が急務であることを本研究は示している。

日本では肥満より糖尿病によるがんの増加を警戒すべきか
 日本人のがん罹患における肥満度の影響については、多目的研究(JPHC Study)で詳細に検討されている。BMI 25以上によるがん罹患(2005年)に対する人口寄与割合(PAF)は男性0.8%、女性1.6%である。男性ではむしろ、BMI 21未満によるがん罹患リスクの増加が目立ち、そのPAFは3.4%であった。欧米とは肥満度の分布が大きく異なるわが国では、痩せ過ぎにも注意しなければならない。

 なお本研究では、世界全体ではがん発症に対する肥満の影響は糖尿病の約2倍という結果だった。しかし、日本を含むアジア太平洋地域の解析では、男女とも糖尿病の影響が肥満の影響を上回っている(男性では8.9% vs. 4.7%、女性では5.7% vs. 4.9%)。
 前記の結果と合わせると、日本では肥満よりも糖尿病によるがんの増加を警戒すべきかもしれない。
*MedicalTribuneに掲載の国立がん研究センター大橋健先生の記事を抜粋

 肥満大国になりつつある日本において、ちょっとした体重の増加でも糖尿病を発症しやすい国民性を考えるとまずは肥満にならない様な日頃の生活習慣の改善が是非とも必要かと思われます。

18.1.12 吾妻

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