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男性型インフルエンザ?
おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は‘男性型インフルエンザ?’という報告です。
ウイルス性呼吸器疾患の発生率や有病率が世界的に高いにもかかわらず、「男性型インフルエンザ」という言葉が適切または正確かどうかを調べた科学的レビューはなかった。しかし、新しい研究の結果は、この現象に実際にある程度の根拠があるかもしれないことを示唆している。
『 The BMJ (British Medical Journal)』クリスマス号に発表された研究の一環として、カナダの学者が男性の風邪やインフルエンザの症状が実際に女性よりも悪いかどうかを判断するため、関連する研究を解析した。
同氏は、基礎疾患に関係なく、成人男性は同じ年齢群の女性に比べて入院およびインフルエンザ関連死のリスクがより高いことを示すある程度の証拠を見い出した。男性はまた合併症にかかりやすく、多くの急性呼吸器疾患による死亡率がより高かった。また、免疫系がより弱いという理由から男性は女性に比べてウイルス性呼吸器疾患によりかかることを裏付けるある程度の証拠もあった。
「男性は症状を誇張しているのではなく、ウイルス性呼吸器ウイルスに対する免疫反応がより弱く、女性よりも罹患率や死亡率が高いのかもしれません」と同氏は述べた。ただし同氏は、男性型インフルエンザのその他の側面を明らかにするために、さらに品質の高い研究が必要である、と注意した。
昔から男児は女児に比べて体が弱いとも言われていますし、実際我が家でもどちらかと言うとそういう傾向があった様に思います。ある意味、子どもを産んで育てるという宿命を担っている女性は男性よりもいろいろな意味で生命力があるのかも?知れませんね(笑)