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B型はがんになりにくい?

佐藤浩明

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テーマ:医療界の新発見?

B型はがんになりにくい?

おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は‘B型はがんになりにくい?’という報告です。
ABO式血液型は遺伝的な特性である。今回、ABO式血液型と、がん全体および各がんにおける発症リスクの関連について、米国・ピッツバーグ大学の研究者らが上海での研究で調査し、報告した。
 本研究は、1986年に登録された中国人男性1万8,244人の前向き研究である。25年のフォローアップ期間中に3,973人ががんを発症した(肺がん964人、大腸がん624人、胃がん560人、肝臓がん353人、膀胱がん172人など)。ABO式血液型によるがん全体および各がんの危険率を計算した。
 主な結果は以下のとおり。
・B型はA型と比べてがん全体のリスクが有意に低かった(危険率:0.91倍)。
・B型とAB型はそれぞれ、消化器がんと大腸がんのリスクが有意に低かった。
・B型はまた、胃がんリスクと膀胱がんリスクも有意に低かった。
・AB型は、肝臓がんリスクが有意に高かった。
・組織型別にみると、B型とAB型は、扁平上皮がんと腺がんのリスクが低かったが、肉腫、リンパ腫、白血病またはその他の細胞型のがんリスクとは関連していなかった。
 基本的に血液型による性格の違い等に関しては医学的には否定的ではありますが、ある程度の傾向がある様な気はしています。血液型はある意味では上述されている様に遺伝的な特性でもありますからそこに何らかの違いが存在していてもおかしくはないはずです。A型ががんのリスクが高いというのもその性格が関連している可能性は否定出来ないかも?知れませんね。

17.9.12 花々

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佐藤浩明
専門家

佐藤浩明(内科医)

さとうクリニック内科・消化器科

患者さんに寄り添う医療体制で、「経鼻内視鏡検査」に取り組み、内科・消化器疾患の徹底した検査と治療を行います。信条の「人と、地域と向き合う医療」という姿勢を守り、より高い専門性をもって地域に貢献します。

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