世界の平均寿命、延伸に陰り?
福島県民は塩分取り過ぎ?
おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は「福島県民は塩分取り過ぎ?」という報告です。
福島県は13日、昨年10~11月に県民対象に実施した食行動実態把握調査と栄養摂取状況調査、身体状況調査の結果を発表した。食塩摂取量の平均値は1日当たり10.8グラム(男性11.8グラム、女性9.9グラム)で、厚生労働省が示す目標値(男性8グラム未満、女性7グラム未満)を上回った。調査を分析した結果、外食に依存するよりも家庭で料理をする方が食塩の摂取量が多くなることも判明。食塩が含まれる家庭料理の中でも煮物や漬物の影響が大きいことが示された。食塩の取り過ぎは血圧上昇や生活習慣病の発症につながり、介護なしで自立して生活できる「健康寿命」を延ばすには、減塩の取り組みが必要になる。
分析に当たった会津大短期大学部の研究者は「家庭料理が食塩摂取の原因になっている。食べる量が増えれば食塩摂取も増えるので、家庭で料理をする人に『薄味で適量を』と伝えていく必要がある」と話した。調査対象は県民572人で、平均年齢は58.8歳。県民の食塩摂取量は国の2015(平成27)年調査の全国平均(10グラム=男性11.0g、女性9.2g)を上回った。県民を対象とした前回12年調査(男性12.1g、女性9.9g)と比べると男性は、やや改善したが女性は増減がなかった。国の目標値以上に塩分を摂取していた人は、男性が78.2%、女性74.4%に上った。
調査結果は県が13日、福島市で開いた「食行動実態把握推進事業第1回検討会」で示された。調査は食塩の過剰摂取などにつながる食行動を探ろうと、全国で行われる栄養摂取状況調査と身体状況調査に、県独自の食行動実態把握調査を加えて実施した。
確かに以前から福島県民は山梨県に次いで塩分摂取が多い県とも言われて来ました。ただ、今回家庭料理が塩分摂取過多の原因?とこの報告では結論づけていますが、それには異論があります。確かに家庭料理とされる漬け物や煮物には塩分が多いかも?知れませんが、それをある程度の若い年代が積極的に摂っているかと言えばそれは甚だ疑問です。逆に外食として食べるラ−メンや家庭で食べるカップ麺などの方が余程塩分含有量が多いというのは周知の事実ですのでそちらの検討もしないと報告としては片手落ちの感は否めません!
昨日の車内もかなり蒸し暑く感じました!