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佐藤浩明

消化器内科専門医で「内視鏡検査」のプロ

佐藤浩明(さとうひろあき) / 内科医

さとうクリニック内科・消化器科

コラム

カップ麺には注意?

2017年5月20日

テーマ:高血圧予防?

コラムカテゴリ:医療・病院

カップ麺には注意?

おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は「カップ麺には注意?」という報告です。
 国立研究開発法人の医薬基盤・健康・栄養研究所は日本人の食塩摂取源となっている食品の1位はカップ麺で、2位は袋などに入ったインスタントラーメンだったと発表した。同研究所は「食塩の取りすぎが血圧の上昇と関連があることが明らかになっており、注意してほしい」と呼び掛けている。
 厚生労働省の2012年の国民健康・栄養調査のデータを基に、食塩摂取源となっている食品のランキングを作成。1位のカップ麺からはスープを飲み干したと仮定して1日当たり5・5グラムの食塩を取っていた。2位は、インスタントラーメン(5・4グラム)、3位は梅干し(1・8グラム)、4位は高菜の漬物(1・2グラム)、5位はキュウリの漬物(1・2グラム)だった。
 世界保健機関(WHO)は、高血圧や心臓病の予防を目的に、成人の食塩摂取量の目標値を1日当たり5グラム未満とすることを強く勧めている。日本の目標値は、成人男性が同8グラム未満、女性は同7グラム未満となっている。
 日本の死因の第2及び4位を占める心筋梗塞などの虚血性心疾患と脳卒中の原因となるのは塩分の過剰摂取が一因として起こる動脈硬化です。カップ麺はお湯を注いで数分待てば食べられますし、それなりのカロリーも摂れますから非常に便利な食べ物かと思われます。しかし、食事のバランスを考えてもあまりお勧めとは考えられませんし、その塩分含有量を考えれば少なくともスープを飲み干すということは極力避けるべき食べ物かも?知れませんね!

17.5.19 吾妻小富士
 吾妻小富士の雪うさぎ...もう、風前の灯火の様ですね(泣)

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